土木学会誌9月号モニター回答
21世紀土木技術ビジョン 
研究開発の課題と方向

 土木における研究開発の現状と今後の課題をまとめてたもので非常にわかりやすい。土木は他の業種に比べて、研究関係の予算が少ないこと、民間側にインセンテイブが働きにくい実状、国際化が欧米に比べシェアが低いこと、研究開発の国際浸透性が低いこと、および研究開発の職種があまり魅力的でないことなど非常に考えさせられるものである。
(建設省土木研究所企画部 中野清人)

 建設業では,技術開発の成果を活かすチャンスが少ない,成果が受注に結びつくことが少ない,といった記事の内容,現在,建設会社の研究所に勤務している私も痛感しているところです。新工法や新技術に関する研究の成果が,本来のビジネスに結びつけば,仕事に対するやりがいも変わってくることでしょう。今後の環境の変化に期待しながら,技術者としての基本から修行に励もうと思います。今後の学会の役割にも期待しています。
(鹿島建設 藤澤 理)

←戻る