土木学会誌5月号モニター回答

特集 岐路に立つ大学教育

 アメリカに比べて日本の大学の教授は研究活動における学生との議論等が手薄だと思います。この理由の一つには日本の大学の先生は、役所から依頼される委員会活動が忙しいということがあります。日本の場合、役人はなにかしようとすると必ず有識者からなる委員会形式でやろうとします。役所のやることに学者がお墨付きを与える形にしたいからです。こうした活動にとりこまれる先生は、どうしても教育がおろそかになります。私は教育の観点からも、役所の仕事のやりかたの観点からもこうした委員会形式の是非をご議論いただければいいと思っております。
(会社員 三浦一彦)

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