土木学会誌12月号モニター回答

環境負荷の小さい都市づくり

 「環境負荷の小さい都市づくり」はこれからのまちづくりにおいて非常に重要な観点だと思われる。そのなかで「一般市民が施策実施により、実用上のメリットを感じることができない施策は失敗する。」とあるが、そのとおりだと思う。そこで一つ付け加えさせてもらえれば、それを役人が考えてもうまくはいかないだろう。普段から、多くの人達のニーズをよく捉えている、広告代理店などを通じて、民間企業がPR,金もうけをしつつ、一般市民もその恩恵を預かりながら、考え方を理解していく。そのように、いつでも「国、地方公共団体−民間企業−一般市民」といった関係こそが「持続可能な良い関係」を続けることができる秘訣のように思える。民間のアイデア、発想、市場観察力をもっと、もっと活かしていく余地があるのではないか。
(都市基盤整備公団 天野 昇)

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