土木学会誌11月号モニター回答

クリップメモ
魔法の水「深層水」


 8月号にも高知県に於ける海洋深層水研究の記事が掲載されていたが、最近この「深層水」という言葉をよく耳にする。しかし、まだ研究段階ということもあるのかもしれないが、深層水関連の開発が我が国の産業に対してどのようなインパクトをもたらすのか今一つはっきりしないし、特に土木では言葉だけが先行している感が否めない。食品や化粧品等への応用事例はいくつかあるようなので、それらの業界にとっては有用なものなのだと思うが、果たして土木業界にとっては「魔法の水」となり得るのか興味があるところである。取水施設の建設や、漁業関連施設等の土木工事においてどの程度の経済効果が見込まれるのか、試算したケースなどあれば学会誌で是非紹介して頂きたいと思う。
(大成建設 大矢敏雄)






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