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土木学会誌

委員会委員などの募集

14.コンクリート委員会「コンクリートの性能に及ぼす高温作用の影響評価研究委員会(JSCE352)」委員募集

応募締切日:2016年1月29日 [金]

コンクリート委員会では,下記の研究小委員会を発足させることとなりました.積極的に活動に参加してくださる委員を募集しますので,奮ってご応募下さい.なお,本委員会はコンクリート委員会3種委員会のため,委員会出席のための旅費等は支給されません.

1. 委員会名称

コンクリートの性能に及ぼす高温作用の影響評価研究委員会

2. 委員会構成

委員長:埼玉大学大学院理工学研究科 准教授 浅本晋吾
副委員長:電力中央研究所 主任研究員 蔵重勲
幹事長:香川大学工学部 准教授 岡崎慎一郎
委 員:公募により募集

3. 委員会設立の主旨・目的と活動内容

マスコンクリートや富配合の高強度コンクリートを用いたPC構造物等では,水和発熱によって打設後の数日から1週間程度の間に内部は60〜80℃程度の高温に達する場合があります.特に,近年では夏期の打設でコンクリートの打込み温度が高くなる傾向にあり,暑中コンクリートの設計・施工にあたっては高温作用のリスク評価が望まれます.工場で製作されるプレキャストコンクリートも同様に,初期材齢において蒸気養生を行うことから同程度の高温がコンクリートに作用することになります.その他,低レベル放射性廃棄物の余裕深度処分,二酸化炭素地下貯留などの地下施設においても,放射性核種の崩壊熱や地熱によってセメント系材料に長期にわたって高温が作用する可能性があります.
コンクリートに60〜80℃程度の高温が作用すると,セメント硬化体組織の構造変化,物質移動抵抗性の低下,エトリンガイト遅延生成(DEF)といった可能性が高まることが報告されています.また,大きな温度変化は,材料間の線膨張係数の違いによって,骨材周りや鉄筋周りの内部損傷といったリスクを高めます.こうした高温作用は,コンクリート構造物の力学的性能や耐久性の低下をもたらす一因となり得るため,今後良質なインフラストックを後世に残すためには,その影響を適切に評価し,必要に応じて設計への反映が求められると考えています.
そこで,本小委員会では,高温作用の時期や継続期間,ならびに要求される性能項目やレベルが異なる構造物に着目して,実態を把握し,課題を抽出していく予定です.対象とする構造物や高温作用形態は異なるものの,まずはそれぞれの対象別に既往の知見の調査・分析を進め,高温作用がコンクリートの力学的性質や耐久性といった物性,ならびにセメント硬化体の物理的・化学的性質に及ぼす影響について,本質的なメカニズムの解明に向けた議論をします.

4. 活動方法

まずは,全体会議を開催し,各方面からの情報を集めながら,活動の意義の明確化を図ります.その後,包括的な活動方針を策定したうえで各WGを設置し,それぞれの活動を行いながらも,年数回の全体会議を通じて,委員全員の情報共有を重要視したいと思っております.活動期間は,活動開始から2年間とします.

5. 応募の方法

本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある活動内容を簡潔に沿えて,下記連絡先へご連絡下さい.

6. 申込み先

香川大学工学部 准教授 岡崎慎一郎
TEL: 087-864-2152
FAX: 087-864-2188
E-MAIL: okazaki@eng.kagawa-u.ac.jp
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