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土木学会誌

催事
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6.第18回 鋼構造と橋に関するシンポジウム
鋼橋の長寿命化への技術展開〜モニタリングと防食技術〜


平成25年11月に政府は,国民生活やあらゆる社会経済活動を支える各種インフラを幅広く対象とした戦略的な維持管理・更新などの方向性を示す基本的な計画として,「インフラ長寿命化基本計画」を策定し,様々なインフラ管理者などが一丸となって戦略的な維持管理・更新に取り組むことで安全・安心を確保するとともに,中長期的なトータルコスト縮減や予算の平準化が必要であるとしている.
現在の構造物については,老朽化の進展や大型車交通による疲労の影響,塩害の影響など,厳しい使用環境により著しい変状が発生しているものも少なくない.鋼橋においても例外ではなく,既設橋梁,新設橋梁ともに長寿命化を図らなければならないが,現状を適切に把握したうえで対策を講じるためには,インフラ管理の高度化,効率化に向けた取り組みをこれまで以上に実行する必要がある.これまで,モニタリングに関する研究は多々実施されているが確立されるには至っていない.また,鋼橋の防食技術についても環境や仕様の違いにより,その耐久性を定量的に評価するには至っていないのが現状である.
ここでは,インフラ管理の高度化,効率化に向けたモニタリングならびに防食技術に関する研究の現状やこれからの方向性などについて,事例を通じて紹介するとともに,長寿命化に必要な技術についての議論の出発点としたい.

開催期日:平成27年8月7日(金)
行事コード:25501  略称:18回鋼構造と橋シンポジウム

1.主 催

土木学会(担当:鋼構造委員会)
後 援:日本鉄鋼連盟,日本橋梁建設協会,鋼橋技術研究会(予定)

2.日 時

平成27年8月7日(金) 10:00−17:00
場 所:早稲田大学西早稲田キャンパス・63号館201教室
(東京都新宿区大久保3-4-1)

3.定 員

200名(申込先着順)

4.参加費

一般6,000円,学生1,000円(テキスト代含む)

5.申込み締切日

平成27年7月27日(月)

6.申込方法

学会誌綴込みもしくは土木学会ホームページ内
http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部参加申込書」に所定の事項(特に行事コード番号)を明記のうえ,研究事業課行事担当宛にFAX(03-3355-5278)でお申し込み下さい.申込到着後,開催日1週間前までに折返し「参加券」をお送りいたします.
土木学会個人会員の方は土木学会ホームページ
http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)から申し込みが出来ます。
※申込みに関してのお願い
(1)参加費は原則事前振込とさせていただきます.Web申込フォームおよび行事申込用紙には「当日払い(現金持参)」という選択肢がありますが,それは指定しないで下さい.なお,所属先の経理上の都合により事前振込が出来ない場合には通信欄にその旨お書き添え下さい.
(2) 申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.ただし,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場にて受付いたします.
(3) お申込み後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1週間前までに下記の「問合先」にご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください.
(4) 申込みをされる前に送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします.

7.問合先

土木学会研究事業課 尾崎 TEL03-3355-3559

8.プログラム

午前:委員会報告・話題提供 (10:00〜12:00)
1)開会の挨拶(10:00〜10:05)
鋼構造委員会 委員長
2)委員会活動報告(10:05〜10:15)
鋼構造委員会 幹事長
3)小委員会報告(10:15〜10:40)
鋼橋の合理的な構造設計法に関する調査研究小委員会 

 委員長 野上邦栄
4)基調講演
「鋼構造物の現状と長寿命化」
首都高速道路技術センター


上席研究員 木千太郎氏
(10:40〜11:40)
(11:40〜12:00 質疑)
休憩
午後:話題提供・事例紹介 (13:30〜17:00)
5)東京都の長寿命化計画
東京都 高瀬照久
(13:30〜14:15)
6)鋼構造物の防食性能の回復に関する調査研究の方向性 
九州大学 貝沼重信
(14:15〜14:40)
7)塗装構造物に生じる塗膜下腐食の要因解明の取組み 
鉄道総合技術研究所
坂本達朗
(14:40〜15:05)
8)防食塗装システムの耐候性評価と現状の課題
AGC旭硝子 高柳敬志
(15:05〜15:30)
休憩
9)モニタリングデータの活用と性能照査型維持管理に向けて
東京大学 長山智則
長岡技術科学大学 宮下 剛
(15:50〜16:10)
10)早期劣化橋梁に対するモニタリングの取組み
金沢大学 深田宰史
(16:10〜16:25)
11)既設道路橋の性能照査型維持管理の試み
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋

石川裕一
(16:25〜16:40)
12)鋼鉄道橋における振動発電によるモニタリングシステム
鉄道総合技術研究所

小林裕介
(16:40〜16:55)
13)閉会の挨拶 
鋼構造委員会 副委員長
(16:55〜17:00)
※懇親会の開催について
シンポジウム終了後、下記により懇親会を開催いたしますので、参加ご希望の方は、シンポジウム
当日、受付にてお申し込み下さい。
日時:8月7日(金)17:30〜19:00
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス 63号館 ROHM SQUARE
会費:3000円程度(予定)
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会