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土木学会誌

催事
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8.「火災を受けた鋼橋の診断補修ガイドライン」講習会

[行事コード:25504]

近年,不審火や走行車両の横転・炎上などが原因で,鋼橋にまつわる火災事故が頻発しています.火災事故が多発しているといっても,ある橋梁管理者にとってみれば,その管轄内で発生する確率は極めて低いため,事前に対策を講じておくことは稀であると思われます.しかしながら,いざ火災事故が発生した場合,利用者の安全を考えて橋の供用を停止させつつ,一方では,利用者の利便性のためにいかに速やかに供用を再開するかに苦慮する場合が多いと思われます.
そう言ったことに備え,火災による熱の影響を受けた材料の特性はどのように変化するのか,供用再開の判断のためには何をどのように点検調査すればよいのか,損傷はどのように補修補強すればよいのか,といった対応マニュアル的なものは,一部の管理者が自前の対策として保有しているのみでありました.
そこで,土木学会鋼構造委員会では,2012年6月に「火災を受けた鋼橋の診断補修技術に関する研究小委員会」を設立し,火災発生の緊急時に行うべきアクションと判断について,そのより所となる情報を収集整理し,ガイドラインを作成致しました.
このたび,本ガイドラインの内容と,橋梁下で交通事故による車両火災が起きたと想定した際の被災度判定の流れをケーススタディとして紹介する講習会を下記のとおり開催いたしますので,特に,橋梁を管理されている方やコンサルタント,橋梁会社等々で,調査,補修・補強に携われる方,この分野の研究に携わっている方は,是非,ご参加くださいますようご案内申し上げます.


・主 催

土木学会 鋼構造委員会「火災を受けた鋼橋の診断補修技術に関する研究小委員会」

・日 時

2015年7月14日(火) 13:00〜16:30

・場 所

土木学会 講堂 (〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目 外濠公園内)
学会へのアクセスは,http://www.jsce.or.jp/contact/map.shtmlをご参照下さい.

・定 員

80名程度 (申込先着順)

・参加費

8,000円(会員),12,000円(非会員),4,000円(学生) <参加費に書籍代を含みます>

・申込方法

学会誌綴込みもしくは土木学会ホームページ内(http://www.jsce.or.jp/event/active/form.pdf)の「本部参加申込書」に所定の事項(特に,行事コード番号)を明記のうえ,研究事業課行事担当宛にFAX<FAX番号:(03)3355-5278>でお申し込み下さい.申込到着後,開催1週間前までに「参加券」をお送りします.土木学会個人会員の方は土木学会ホームページ(http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp)から申し込みが出来ます.
※申込みに関してのお願い
(1) 申込締切日前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください.なお,締切日以降の事前受付はいたしません.ただし,定員に余裕がある場合のみ,行事当日に会場で受付いたします.
(2) お申込み後,やむを得ずキャンセルされる場合は,必ず開催日の1週間前までに下記「申込問合先」にご連絡ください.ご連絡がない場合は,参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください.
(3) 申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします.

・申込締切日

2015年6月30日(火)

・スケジュール

13:00〜13:10 開会挨拶
13:10〜13:30 鋼橋における火災事例の紹介
13:30〜13:50 主要材料の高温時および加熱冷却後の常温時強度
13:50〜14:20 火災後の被災度判定
14:20〜14:30 <前半部>質疑応答
14:30〜14:40 −休 憩−
14:40〜15:10 火災後の鋼橋の調査方法
15:10〜15:40 火災により損傷した鋼橋の補修工法
15:40〜16:10 ケーススタディ
16:10〜16:20 <後半部>質疑応答
16:20〜16:30 閉会挨拶

・問合先

公益社団法人 土木学会 研究事業課 鋼構造委員会
担当:尾崎史治 (E-mail:fumiharu-ozaki@jsce.or.jp)
TEL:(03)3355-3559,FAX:(03)5379-2769
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