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土木学会誌

催事

11.シンポジウム 農業から見た環境思想


環境に関わる直接的・間接的技術開発、環境指標とそれを用いた評価、環境と経済や社会の関係性等について、かなり研究が進み、論文も数多く発表されています。合わせて、将来にむけて課題を提示して社会活動を活発化させる動きも大きくなってきているし、制度整備も進んできています。しかしながら、地球社会の将来の目標像は未だ定義されていません。一方で、将来の目標像は定義できないとする意見も少なからず存在します。将来は過去の延長線上にしかありえないので、これらの研究・検討結果や活動を有効に活用するには、これらに環境思想の史的変遷と目標像に対する哲学的思想を裏打ちする必要です。そのために、各分野、あるいは種々の切り口からみた環境思想とその変遷を振り返るとともに、今後の人類の環境に対する働きかけと働きかけにより生じる未認識影響についての評価に関する思想−特に食糧生産行為の環境に対する思想の変化―を整理し、今後の人類のあり方について考えてみましょう(日英同時通訳付き)。

・主催

北九州市立大学大学院環境資源システムコース(戦略的水・資源循環リーダー育成事業)

・共催

熊本大学
(地下水環境リーダー育成事業,CREST地域水循環を踏まえた地下水持続利用システムの構築) 土木学会・日本水環境学会

・日時

平成24年4月14日(土) 13:00〜17:00

・場所

熊本大学理学部3号館2階大講義室D201号室

・参加費

無料

・プログラム 

13時00分〜13時05分 開会あいさつ・趣旨説明
(北九州市立大学 楠田 哲也)
13時05分〜13時45分 「農という働きかけと環境認知」
山下 裕作 氏(熊本大学)
13時45分〜14時25分 「農業施策と水環境の関わり−戦後60年と今後−」
白谷 栄作 氏((独)農村工学研究所)
14時25分〜15時15分 「食することは環境を体内に取り入れる事」
間 澄子 氏(百草園)
15時15分〜15時25分 休憩
15時25分〜16時05分 「古代から繙く水田稲作と水環境の系譜」
國松 孝男 氏(立命館大学)
16時05分〜16時55分 全体討議  
(司会 楠田 哲也)
16時55分〜17時00分 閉会の辞
(熊本大学 嶋田 純)

・定員

140名

・申込・問い合わせ先

北九州市立大学 国際環境工学部 安井英斉
hidenari-yasui@ kitakyu-u.ac.jp
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