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土木学会誌

催事
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17.関西支部 平成22年度新春講演会・ 交流会


新春講演会は,会員間の交流をより一層活性化させることを目的として開催された「講演と懇談の会」の一環として実施させていただいております.
本年度は,社団法人土木学会 会長の 阪田 憲次 氏 をお招きし,ご講演をお願いすることになりました.講演会終了後には交流会を予定しておりますので,懇親を深めて頂ければ幸いです.多数の皆様にご出席いただきますよう,ご案内申し上げます.

・日時

平成23年1月28日(金) 16:00〜17:50

・会場

建設交流館 8階 グリーンホール
大阪市西区立売堀2-1-2 TEL 06-6543-2551
地下鉄四つ橋線「本町」駅 22,23番出口より徒歩5分
地下鉄中央線「阿波座」駅 2番出口より徒歩5分

・定員

200名

・参加費

5,000円(講演会と交流会の両方への参加費です)

・プログラム(敬称略)

16:00〜16:05 開会挨拶
土木学会関西支部 支部長 古田  均
16:05〜16:20 土木学会選奨土木遺産授賞式
16:20〜17:50 講演「コンプライアンス推進としての社会基盤整備」
土木学会 会長 阪田 憲次
18:00〜20:00 交流会(7階 702会議室)

◇ 講演概要 ◇
 わが国は,現在,急激に少子高齢化が進む中で,100年に一度と言われる未曾有の世界的な経済危機に遭遇している.そのような中,昨年夏の政権交代により,政治的状況も大きく変化した.
また,国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の統合報告書には,地球温暖化の進行が確実であることが,科学的根拠に基づいて示されている.わが国においては,異常気象として,今までに経験したことのない集中豪雨など,その影響がすでに顕在化している.このような地球温暖化がもたらす様々なリスクに対する適応策としての社会基盤整備が急務である.
一方,わが国の社会基盤は,主として高度経済成長期に整備され,供用開始以来数十年を経過し,補修・補強を必要とするものが急激に増加しており,その適切な維持管理と長期効用は,国民の安全・安心を担保するため,きわめて重要かつ緊急を要する課題である.それにもかかわらず,わが国の社会基盤への投資は,ここ数年,毎年3%減で推移してきたが,昨年夏の政権交代により,さらに大幅な減額になることが予想される.このような状況が今後も続けば,近い将来,社会基盤の維持管理を公共事業費でまかなうことができず,社会基盤の荒廃を招くことが懸念され,わが国の社会活動,経済活動にも大きな影響を及ぼすばかりでなく,防災上にも深刻な問題を生じる.
わが国が目指す「持続可能な社会」の構築においては,活発な社会活動および経済活動を支える社会基盤整備がその要諦となる.すなわち,それは,社会基盤の長期効用を図るとともに,国民の安全・安心を確保し,豊かでうるおいのある人生を可能にするという社会的要請に応えるものである.社会的要請への対応とは,広義でのコンプライアンス推進であり,そのような観点から見た社会基盤整備について論じる.

・申込方法

(1)送金の場合・・・・・・・FAXにて申込書を先に送付して下さい.
銀行口座 三菱東京UFJ銀行 船場(せんば)支店(普通)0000660
郵便振替口座 00910-9-82599
口座名 社団法人土木学会関西支部 [シャ)ドボクガツカイカンサイシブ]
(2)現金書留の場合・・・申込書を同封して下さい.
〒541-0055 大阪市中央区船場中央2-1-4-409
(社)土木学会関西支部「新春講演会」係
TEL 06-6271-6686/FAX 06-6271-6485
※ 入金確認後,参加証をお送り致しますので当日ご持参下さい.

・申込締切

平成23年1月14日(金)
定員に余裕がある場合は締切後も引き続きお申込を受け付けます.

【講師紹介】
阪田 憲次(さかた けんじ)氏
生年月日:1943年4月16日(中国天津特別区にて出生)
◎略歴
1967年 3月;京都大学工学部土木工学科卒業
1969年 3月;京都大学大学院工学研究科土木工学専攻
      修士課程修了
1976年11月;京都大学工学博士
1977年 4月;岡山大学助教授(工学部土木工学科)
1988年 4月;岡山大学教授(工学部土木工学科)
1999年 4月;環境理工学部長(2003年3月まで)
2003年 4月;大学院自然科学研究科長(2005年3月まで)
2009年 4月;岡山大学名誉教授(定年退職)
◎研究業績
著書:12編,論文:183編,その他:78編
◎表彰・受賞
1)日本材料学会論文賞(1984年5月28日)
2)セメント協会論文賞(1992年5月19日)
3)RMCAS Concrete Award(1994年8月26日)(国際賞)
4)RMCAS Concrete Award(1997年9月26日)(国際賞)
5)日本ダム工学会賞(技術開発賞)(1998年5月15日)
6)土木学会賞:吉田賞(論文部門)(2000年5月26日)
7)CANMET/ACI Award(研究功績賞)(2003年5月5日)   (国際賞)
8)日本コンクリート工学協会賞:功労賞 (2006年5月19日)
9)日本材料学会支部功労賞(2007年5月19日)
10)ダム工学会論文賞(2009年5月14日)
11)土木学会論文賞(2009年5月29日)
12)日本コンクリート工学協会賞:論文賞 (2010年5月25日)
◎所属学会と主な役職
1)土木学会:フェロー会員
・コンクリート委員会常任委員(1998〜2002)
・理事・副会長(2006〜2008)
・理事・次期会長(2009〜2010)
・会長(2010〜現在)
2)日本材料学会:正会員
・理事(2000〜2002)
・中国支部・支部長(2001〜2002)
3)日本コンクリート工学協会:正会員
・理事(1996〜1998)
・副会長(2005〜2007)
・会長(2008〜2010)
4)ダム工学会:正会員
・理事(2002〜2006)
・副会長(2006〜2009)
・会長(2009〜2010)
5)American Concrete Institute:正会員
・209 Committee (Creep and Shrinkage) Full Voting Member
◎その他の主たる兼職
国土交通省中国地方整備局入札監視委員会委員長 (財)ダム技術センター各種委員会委員長および委員 (財)水資源協会各種委員会委員長 その他

・参加申込用紙

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© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会