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土木学会誌

催事
cpd

「実務者のための道路橋支承部の維持管理技術」講習会

行事コード:25002  略称:支持機能(福岡)

・趣 旨

平成7年に発生した兵庫県南部地震以降、耐震上の理由から、橋梁の支承は鋼製支承からゴム支承へと急激な転換が図られてきました。しかし、あまりにも耐震性を重視したあげく、常時における橋梁挙動などをあまり考慮しない選定が行われてきたことも事実です。そこで、鋼橋の支持機能検討小委員会では、支承部の機能改善のためのガイドラインを作成する目的で、支承部の損傷事例の収集と分析、支承部の挙動調査・解析事例の収集と整理、支承部の取替事例の収集、支承の性能設計、支承部の損傷制御設計による耐震性向上策および支承部の維持管理標準について検討を重ねてまいりました。その結果、これらの内容に加え、支承部の基本事項や変遷および支承の設計例など、いわゆる教科書的な内容をも盛り込んだ報告書が完成し、東京および大阪で講習会を開催しました。
ところが報告書は好評につき、発売後間もなく絶版になり入手できない状態になったことから、土木学会では報告書の追加印刷を行うとともに、かねてから要望の多い北海道地区(実施済み)および九州地区において講習会を開催することになりました。道路管理者、橋梁の設計、施工および維持管理に関わる技術者、そしてこれから橋梁に関わる技術者(学生諸君)にとっても非常に興味深い内容となっていますので、多数のご参加をお待ちしております。

・主 催

土木学会(担当:鋼構造委員会鋼橋の支持機能検討小委員会)

・共 催

九州橋梁・構造工学研究会

・後 援

建設コンサルタンツ協会九州支部

・日 時

平成22年9月30日(木)13:30〜17:00

・場 所

九州大学西新プラザ (福岡県福岡市早良区西新2-16-23)

・定 員

150名(申込先着順)

・参加費

2,000円(テキスト代含む)

・申込方法

土木学会ホームページから,または学会誌綴込みの「本部行事参加申込書」に所定事項(特に行事コード番号)を明記のうえ、研究事業課宛FAXにてお申し込みください。申込書到着後、開催1週間前までに「参加券」をお送りいたします。
*申込に関してお願い
(1)参加費は原則事前振込とさせていただきます。Web申込フォームおよび行事申込用紙には「当日払い(現金持参)」という選択肢がありますが、それは指定しないで下さい。 なお、所属先の経理上の都合により事前振込が出来ない場合には通信欄にその旨お書き添え下さい。
(2)申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください。なお、締切日以降の事前受付はいたしません。但し、定員に余裕がある場合のみ、行事当日に会場にて受付いたします。
(3)お申込み後、やむを得ずキャンセルされる場合は、必ず開催日の1週間前までに研究事業課事務局 担当宛ご連絡ください。ご連絡がない場合は、参加費を徴収させていただきますので予めご了承下さい。

・申込期限

2010年9月16日(木)

・問合先

土木学会研究事業課 二瓶貞洋
E-Mail:snihei●jsce.or.jp(※●をアットマークに変換してください。)
TEL:03-3355-3559

・詳 細

http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp

・内 容

講習会の内容は次のとおりです。
  1. 趣旨説明
  2. 支承の技術的変遷
  3. 支承部の損傷事例と要因分析
  4. 支承部の取替事例と課題
  5. 支承部の挙動調査事例と上部構造への影響
  6. 支承部の性能設計と損傷制御設計
  7. 支承部の維持管理技術と維持管理標準
  8. 支承部の設計例

© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会