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土木学会誌

委員会委員などの募集

22.木材工学特別委員会 委員公募


・委員会名

木材工学特別委員会 (委員長:早稲田大学教授 濱田政則)
(1)資源ビジョン小委員会
(2) 木橋利用研究小委員会
(3)治山治水利用研究小委員会
(4)地中海洋利用研究小委員会
(5)道路関連利用研究小委員会

・設立趣旨

土木事業において主に国産材木材の利用を拡大することは、地球温暖化対策および森林環境向上による土砂流出防止や土砂災害抑制に寄与し、市民生活の基盤提供を使命とする土木界にとって重要な課題である。これを進める上で、土木分野の専門家ばかりではなく、木材供給側である森林や木材の専門家と、地球温暖化防止対策への貢献といった同一の視点を持った学際的な研究が必要である。
以上から、日本森林学会・日本木材学会・林野庁の専門家との「土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会(以下、横断的研究会と称す)」が2007年9月より開始され、土木学会の建設技術研究委員会/間伐材の利活用技術研究小委員会が受け皿となってきた。
しかし、
(1)地球温暖化防止対策の対応は急務であり、環境的に有利である木材について土木工学的な研究が必要である
(2)木材利用について国際的な取り決めも進みつつあり、土木学会としての対応が必要になってきている
(3)他の2学会では本横断的研究を理事会主導のもとに推進しているので、土木学会も相応の対応が必要である
(4)土木学会内では鋼構造委員会/木橋の高度化技術研究小委員会の活動実績があり、また、木材を研究対象にしている環境系の委員会、さらに木材を研究対象としている研究者・実務者がいることから、これらを統合することが有益である
以上の理由により土木学会において部門横断的な「木材工学特別委員会」を新たに設置し、土木における木材の利用拡大の推進を図るとともに、土木材料に木材を利用した場合の環境的評価や工学的な研究を推進する必要がある。

・実施事項

(1)緊急の課題となっている土木分野における木材工学研究に関して,土木学会内の連携を強化するとともに,従来行ってきた他学会との横断的な研究会を一段と発展させる.
(2)他学会と共同して行った木材工学研究の成果をシンポジウムなどへの公開や提言として社会へ積極的に発信する.
(3)木材工学研究に関し,土木学会内での活動方針を定める.
(4)委員会の研究活動に当たって,外部資金の獲得を進める.
(5)本委員会は,横断的研究会との共催により,毎年,シンポジウムを開催し検討結果を広く公表し,学際的研究の交流の場とする.
(6)運営幹事会および小委員会を設け,委員会の活動方針を明確にし,課題を分担しつつ連携を取りながら活動を進める.

・活動期間等

2009年5月〜2010年4月(期間延長の予定)。小委員会の開催は年6回程度の予定。

・応募方法

本委員会に参加を希望される方は、
(1)氏名、年齢、所属、役職、専門、勤務先住所、電話番号、FAX番号、Eメールアドレス
(2)学位・資格等
(3)希望する小委員会名(上記(1)〜(5)のいずれか)
(4)現在の主たる業務・研究の概要
(5)応募理由
以上をA4用紙1枚程度にまとめて、下記の応募先にメールでご応募下さい。
委員の選任にあたっては、小委員会の人数配分、委員の専門分野、応募理由などを考慮させていただきます。その結果、ご参加いただけないこともありますので、あらかじめご了承願います。また、小委員会活動においては、実際に調査研究等応分の役割を担っていただく予定です。単なる情報収集や勉強のため等の理由での応募はご遠慮下さい。

・公募締切日

2009年6月30日(火)

・応募先・問合先

飛島建設(株)技術研究所 沼田淳紀
E-mail atsunori_numata@tobishima.co.jp
TEL 04-7198-7553、FAX 04-7198-7586
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