土木学会誌
お知らせ(公募)本部

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「風力発電設備の動的解析と構造設計小委員会」の 委員公募のお知らせ

構造工学委員会では、「風力発電設備の動的解析と構造設計小委員 会」の新規設置にあたり委員を公募します。小委員会の趣旨、活動内 容および応募方法は下記のとおりです。

小委員会名
小委員会名:風力発電設備の動的解析と構造設計小委員会
提案者代表:石原孟(東京大学大学院工学系研究科総合研究機構)
研究課題・趣旨
平成16年9月に「風力発電設備耐風設計小委員会」を発足し、本 年10月に暴風時・地震時における風車タワー・基礎に作用する荷 重と支持物の構造強度に関する算定手法を定めた「風力発電設備 支持物構造設計指針・同解説」を刊行することとなった。前小委員 会発足後3年が経過し、風力発電設備の耐風・耐震安全性に対する 社会的な認知が深まり、わが国特有の自然環境条件に適した日本 型風車の開発や洋上風力発電導入に関する機運も高まりつつある。 また今年6月20日の建築基準法の改正に伴い、風力発電設備支持物が該当する工作物の確認申請の手続きが変更され、ハブ高さが 60mを超える風力発電設備は支持構造の安全性を確認するために 指定性能評価機関による評価と大臣認定を受けることが必要となっ た。更に風車発電時のロータ回転に起因する変動荷重は、風力発 電設備に大きな繰り返し荷重をもたらすため、疲労荷重が支持構造 物の安全性に及ぼす影響を評価するニーズが高まってきた。以上 の状況を鑑み、風力発電設備の動的解析と構造設計の高度化を行 うための小委員会を設置することとした。
活動内容
本小委員会は、台風と地震の作用を強く受ける地域に適した風 力発電設備のあり方及びその構造設計方法を検討すると共に、(1)風力発電設備の動的解析、(2)風力発電設備の運転に伴う疲労荷重 の評価及び風力発電設備のタワーと基礎の疲労強度の算定式の提 案、(3)洋上風力発電に向けた新しい支持構造の設計方法の検討等 を行う予定である。研究成果は、報告書にまとめ、講習会を開くな ど、広く公開する予定である。
設置期間
2007年11月から2009年11月までの2年間とし、3か月に1回程度の開催とする。旅費等の活動費の支給は行わない。
募集人数
10名程度(特に風力発電設備支持物構造設計に関心を持つ鋼構造、コンクリート構造、基礎構造関係の研究者と設計者を歓迎)
応募方法
本委員会に応募される方は、(1)氏名、年齢、所属、連絡先住所、 電話番号、FAX番号、E-mailアドレス、(2)応募理由、本委員会で取 り組みたい内容のキーワード(100語程度)、10月31日まで下記申込 先にお送りください。
なお、委員の選任にあたっては、委員会の運営上、応募理由、提 案内容および委員構成割合を考慮させていただき、応募者多数の 場合にはご参加いただけないこともありますので、あらかじめご了承 ください。
申込先
東京大学大学院工学系研究科総合研究機構 石原 孟
〒113-8656 東京都文京区弥生2-11-16
E-mail:ishihara@bridge.t.u-tokyo.ac.jp

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