国内の建設需要が縮小するのに伴って、わが国の岩盤プロジェク トは減少している。一方、海外市場は今後も拡大することが予想さ れている。特に、東南アジアの経済活動は、昨今著しく活発になっ ている。しかしながら、道路などのインフラ設備、エネルギー施設 の整備は遅れており、わが国もさまざまな支援要請を受けている。 また、東南アジア以外の発展途上国からも、多種多様の技術支援 の要請がきている。さらに、環境問題を解決するためのCDMも、注 目されるようになってきた。

わが国の建設技術者には、これまで多くの岩盤プロジェクトで得 た経験を活かし、これらの要請に応え国際貢献することが期待されている。しかし、技術支援活動を円滑に進めるために必要な、特に マネージメント、設計基準などの条件整備が立ち遅れている。当小 委員会では、これらの以上を背景として、わが国の岩盤工学の国際 化のため、国際活動の現状を把握し、問題点および課題を明らかに する。抽出した課題のなかから、優先度の高い項目について、対応 策を立案する。

この活動は、平成17年度に活性化特別小委員会で検討してきた、 岩盤工学にかかわる技術者の活動活性化の具体的方策として推進 する。

委員長：西脇芳文（東電設計（株））
幹事長：日比谷啓介（鹿島）。

全体勉強会形式で3ヶ月に1回程度開催する。必要に応じてWGを設ける。

期間：2007年6月から2年間

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