土木学会誌
行事本部

cpd4.アルカリ骨材反応対策小委員会報告書に関する講習会
【行事コード:E576/E577】

近年、アルカリ骨材反応(ASR)によるコンクリートの膨張によって、 鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋の曲げ加工部等で鋼材が破断してい る事例が複数報告されました。このような事態を受け、コンクリート委 員会では、その重要性および緊急性を鑑み、2003(平成15)年4月にア ルカリ骨材反応対策小委員会(ASR小委員会)を設置しました。
アルカリ骨材反応対策小委員会(委員長:宮川豊章・京都大学大学 院教授)では、原因と対策等について広くかつ迅速に情報発信するこ とを目的に、(1)ASRによる鉄筋破断の実態把握とメカニズムの解明お よび点検手法の検討、(2)変状が生じた構造物の構造安全性に関する検討、変状が構造性能に及ぼす影響の解析的定量評価、(3)変状が生 じた構造物の補修・補強に関する検討など、2年間にわたって精力的な 調査研究活動を行ってまいりました。
今般、委員会の活動の成果をコンクリートライブラリーとして発刊す るにあたり、講習会を開催して、広くその内容を報告することといたし ました。本報告書および講習会の内容が、アルカリ骨材反応が生じた 劣化構造物の維持管理と新設構造物の建設に広く活用されることを期 待しています。つきましては、お誘い合わせのうえ、ふるってご参加い ただきますよう、ご案内申し上げます。

● 主 催 (社)土木学会(担当:コンクリート委員会アルカリ骨材反応対策小委員会)
● 後 援 (社)日本コンクリート工学協会(予定)
● 日 時 大阪会場:2005年8月30日(火) 13:00〜17:15
東京会場:2005年9月29日(木) 13:00〜17:15
● 場 所 大阪会場:新梅田研修センター
(大阪市福島区福島6-22-21 TEL:06-4796-3371)
東京会場:砂防会館シェーンバッハ・サボー
(東京都千代田区平河町2-7-5 TEL:03-3261-8386)
● 定 員 大阪会場250名(申込先着順)
東京会場250名(申込先着順)
● 参加費 正会員12,000円、非会員17,000円、学生8,000円(テキスト代を含む)
● 申込方法
土木学会ホームページhttp://www.jsce.or.jp/event/index.htmlから、 または学会誌綴込みの「本部行事参加申込書」に所定事項(特に行事コード番号)を明記のうえ、研究事業課宛てにFAXでお申込みく ださい。申込み到着後、10日前後で折り返し「参加券」をお送りいたします。
※申込みに関してのお願い
(1)申込み締切り前に定員に達している場合がございますのであらかじめご了承ください。なお、締切日以降の事前受付はいたしま せん。ただし、定員に余裕がある場合のみ、行事当日に会場にて受付いたします。
(2)申込み後、やむを得ずキャンセルをされる場合は、必ず開催日の1週間前までに研究事業課宛てにご連絡ください。ご連絡がない 場合は、参加費を徴収させていただきますのであらかじめご了承ください。
(3)申込みをされる前にご送金いただくことはトラブルの原因となりますので固くお断りいたします。
● 申込締切日 大阪会場:2005年8月19日(金)
東京会場:2005年9月20日(火)
● 問合先 土木学会事務局研究事業課(事務局担当:松沼)
TEL:03-3355-3559/FAX:03-3355-5278
● プログラム
時間 内容 8月30日(火) 9月29日(木)
大阪会場 東京会場
定員250人 定員250人
司会:井上晋 司会:岸利治
13:00〜13:05 開会挨拶 丸山久一 宮川豊章
13:05〜13:10 概要説明 宮川豊章 宮川豊章
13:10〜13:45 鉄筋破断の実態・メカニズム(1) 濱田秀則 河野広隆
13:45〜14:20 鉄筋破断の実態・メカニズム(2) 佐々木一則 鳥居和之
14:20〜14:35 休  憩
14:35〜15:10 ASR劣化構造物の安全性照査(1) 松田好史 猪熊康夫
15:10〜15:45 ASR劣化構造物の安全性照査(2) 中村光 前川宏一
15:45〜16:00 休  憩
16:00〜16:35 ASR劣化構造物の補修・補強(1) 室井智文 服部篤史
16:35〜17:10 ASR劣化構造物の補修・補強(2) 真鍋英規 竹田哲夫
17:10〜17:15 閉会挨拶 森川英典 宇治公隆

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