土木学会誌
お知らせ本部

22.「性能設計推進のための審査体制検討小委員会」の委員公募のお知らせ


構造工学委員会では,「性能設計推進のための審査体制検討小委員会」 の新規設置にあたり委員を公募します。小委員会設置趣旨,活動内容 および応募方法は下記のとおりです。
● 小委員会名
性能設計推進のための審査体制検討小委員会
● 小委員会構成
委員長 小池武(武蔵工業大学),副委員長 白木渡(香川大学), 幹事 藤田宗久(清水建設),委員 20名程度
● 設置趣旨
国内では性能設計体系の確立をめざして,設計基準類の改訂作業が 進行している。このような設計基準の改訂活動とともに,性能設計 体系を確立するための仕組み造りをどのようにすればよいのかとい う問題意識が顕在化している。その中でも,設計結果が要求性能を 満足していることをどのような仕組みで照査するかという検討が十 分になされているとは言えず,早急に検討すべき課題となっている。 概念的には,第三者的な設計審査機関が設計結果を照査するという 仕組みが考えられるが,その審査機関の実体や機能は未だに明確に はなっていない。現状でも,設計の審査は何らかの形態で実施され てはいるが,設計結果が要求性能を満足しない場合の責任の所在は あいまいである。
そこで,本小委員会では,「性能設計体系における設計審査体制」 に焦点を絞り,設計審査機関が保有すべき機能と技術内容について 検討し,その形態と役割を提案することを目的とする。
本小委員会の活動は,性能設計体系の早期実現へ寄与するととも に,土木技術者の活躍の場を拡げる方向性を示唆し,ひいては土木 技術の向上や競争力の育成につながるものである。
● 活動内容
2年の活動期間において,以下の各項目について検討する。
初年度は,設計審査の現状を把握し,設計審査機関に求められるあ るべき姿を明確にする。
(1)上記の役割に関して,国内外の現状を調査する。
(2)各役割の業務分担・責任を明確にする。
(3)性能設計体系において必要な設計審査内容を明確にする。
第2年度は,初年度に検討した設計審査機関を実現するために解決 すべき課題を明確にし,活動内容を報告書にまとめる。
(4)設計審査を遂行するために必要な技術の現状をまとめ,検討 課題を洗い出す。
(5)設計審査機関の形態と役割を提案し,報告書にまとめる。
● 活動期間と開催方法
2005年2月の第1回小委員会開催日から2年間とし,小委員会は 2か月に1回程度の開催とする。旅費等の活動費は支給しない。
● 募集人数 5〜10名程度
● 応募方法
本小委員会の活動内容に高い関心をお持ちの方で,小委員会での討 議ならびにE-mailでの意見交換を通じて積極的に貢献していただけ る方を公募します。
応募される方は,(1)氏名,年齢,所属,連絡先住所,電話番号, FAX番号,E-mailアドレス,(2)性能設計体系における設計審査 機関や本小委員会の活動内容に関するご意見,本小委員会で取り組 みたい内容,専門分野をA4用紙1枚にまとめ,2005年1月31日 までに下記申込先へE-mailにてお送りください。
なお,委員の選任にあたっては,小委員会の運営上,応募内容およ び委員構成割合を考慮させていただき,応募者多数の場合にはご参 加いただけないこともありますので,あらかじめご了承ください。
● 申込・問合先
清水建設 土木事業本部 設計部 藤田宗久
〒105-8007 港区芝浦1-2-3 シーバンスS館
TEL 03-5441-0598/FAX 03-5441-0543
E-mail:m.fujita@shimz.co.jp

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