土木学会誌
行事関西

11.「浅層大断面トンネル工法に関する講習会」 (東京地区)開催−多連石造アーチ橋に学ぶ,都市再生のためのトンネル最新技術−


● 開催日時 10月1日(金)9:30−16:45
土木学会関西支部 浅層大断面トンネル調査研究委員会(委員長 田村 武)では,都市部トンネルにおいて,土地利用・環境保全・交通障 害回避などの理由から,非開削工法を採用せざるを得ない事例の増加に 対応する目的で,大規模施設を浅層地下に構築するための設計・施工技 術について検討してきました。
ここで「浅層大断面トンネル工法」とは,ルーフ形成をNATMあるいはシールドなどの複合技術を使って非開削で行う工法の総称として定 義しており,浅層地下では全土被り荷重が作用しても支保規模が小さく てすむため,長期的には地山の支持効果を期待せず,構造物で支持する という工法が可能となります。
講習会では,以上の概念やメカニズムをわかりやすく解説し,4方式 からなる浅層大断面工法を交差点改良アンダーパス,地下鉄駅舎,地下 高速道路分岐部などに適用した結果を報告するとともに,有効となる適 用条件(施設,地盤,規模)を明らかにし,今後の都市再生を推進す るために必要とされる最新のトンネル設計・施工技術を提案する予定で す。さらに,浅層大断面トンネルの事例について,講師をお招きし,計 画から実施段階にわたり最新の動向・新技術を紹介していただきます。
本講習会は,昨年関西地区にて講習会を開催したのち,関東には本技術のような非開削工法が要求されている計画が多いことから同様の講習 会を開催してほしいとの要請を請け,このたび東京地区においても開催 する運びとなったものです。奮ってご参加いただきますようご案内申し 上げます。
● 応募締切 9月15日(水)必着
● 主催 土木学会関西支部(浅層大断面トンネル調査研究委員会)
● 場所 土木学会講堂(新宿区四谷1丁目(外濠公園内))
● 後援 土木学会トンネル工学委員会
● 定員 170名(申込先着)
● 参加費 正会員:4,000円,非会員:5,000円,学生会員:3,000円
● プログラム
09:40−10:50 基調講演1「浅層地下アーチ構造の力学特性と安定性評価」 田村 武(京都大学)
10:50―12:00 基調講演2「浅層トンネル掘削時の地盤の変形と応力−実験および解析による検討」 中井 照夫(名工大)
12:00―13:00 昼休み
13:00−13:30 浅層大断面トンネルとは
  −多連石造アーチ橋に学ぶ施工技術−
安田 亨(パシフィックコンサルタンツ)
13:30−14:00 国内外の事例と適用性
           基本となる施工法と適用条件
嶋村 貞夫(鳳コンサルタント)
14:00−14:45 浅層大断面トンネル工法の設計手法 小嶋 勉(中央復建コンサルタンツ)
14:45−15:00 休憩
15:00−16:15 浅層大断面トンネル工法の適用例
 連結NATM方式 東尾 啓司(鹿島建設)
 柱列杭支承方式 井田 隆久(錢高組)
 外殻先行方式 神谷 章 (戸田建設)
 大断面シールド併用方式 福田 正紀(大豊建設)
16:15−16:45 浅層大断面トンネル工法の提言と展望 橋本 正(地域地盤環境研究所)
● 申込方法
(1)土木学会関西支部ホームページからお申込みください。
(2)FAXの場合申込用紙を先に送信願います。
(3)現金書留の場合は申込書を同封してください。
〒541-0055 大阪市中央区船場中央2丁目1番4-409号
(船場センタービル4号館409号)
(社)土木学会関西支部「浅層大断面トンネル工法に関する講習会(東京地区)」係
TEL 06-6271-6686/FAX 06-6271-6485
銀行口座:UFJ銀行船場支店(普)660番
郵便振替口座:00910-9-82599
口座名:社団法人土木学会関西支部
入金確認後,参加証をお送りいたしますので当日ご持参ください。
(注)1.都合により講師等の順序などに変更の生じる場合がございますのでご了承ください。
2.駐車場はありませんので自動車でのご来場はご遠慮ください。

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