土木学会誌
お知らせ

岩盤力学委員会研究小委員会委員の公募について

岩盤力学委員会では,学会誌会告等により新規研究小委員会のテーマ を公募いたしましたが,審査の結果,以下の研究小委員会を設置すること といたしました.

岩盤の熱環境に関する研究小委員会
委員長 稲田善紀(愛媛大学工学部教授)

つきましては,上記研究小委員会の委員を公募いたします.下記の応募 要領をご覧の上,奮ってご応募願います.

応募要領:
(1)氏名,(2)所属・連絡先,(3)関連する業績・業務経験,(4) 果たし得る役割・貢献を明記した応募書類を,岩盤力学委員会企画 小委員会公募担当委員宛,お送りください.
送付先:
岩盤力学委員会企画小委員会公募担当委員
埼玉大学工学部建設工学科助教授 山辺正
E-mail:yamabe@rock.civil.saitama-u.ac.jp
〒338-8570 さいたま市下大久保255
FAX 048-858-7374
締切
4月末日
岩盤の熱環境に関する研究小委員会の研究課題・趣旨
国土が狭く山地が多い,エネルギー資源が乏しい,地震が多いなどの特 殊事情をもつわが国においては,土地の立体的有効利用,エネルギーの大 型貯蔵,省エネ,耐震性等を考慮した施設の建設は重要な課題であり,こ れまでにも主に地下発電所や石油の備蓄などに岩盤内空洞が利用されてき た.近年,特に岩盤の断熱性を生かした高温物質・低温物質の貯蔵に岩 盤内空洞を利用することもこれまで検討されてきている.岩盤・岩石と熱 との関わりについての研究は,これまでプロジェクト・構想別,研究機関 ごとで個々に行われてきてはいるが,基礎的データを総合的に整理し,比 較検討,分析を行った例はほとんどみあたらず,互いに情報交換が行われ にくいのが現状であると考えられる.
本小委員会ではまず,岩盤・岩石の熱物性,ならびに熱環境関連の解 析技術に関する研究成果を収集整理し,データベース化するとともに,そ のデータベースを比較検討・分析し,基本的な適用例に関しては事例解析 を新たに追加実施することにより,これまでの研究動向,成果を総合的に 把握し,問題点や今後の検討事項の抽出を行う.これにより,岩盤を対象 とした熱環境問題に関して実用化に向けてさらに研究を発展させる上で有 効活用することができるものと考える.
委員長:稲田善紀(愛媛大学工学部教授)
委員数:20名程度
活動開始時期:6月以降
活動期間:2年間

←戻る