土木学会誌
関西支部

「緩衝型落橋防止システム」に関する講習会

平成7年の兵庫県南部地震以来,橋梁における耐震設計には大きな考 え方の変化が見られます.緩衝型の落橋防止装置におきましても,各種の 製品が開発され,同時に試験方法,解析方法が研究される一方で実務設 計も行われていますが,まだ定まった評価はありません.
平成11年度と12年度にわたり土木学会関西支部では,「緩衝型落橋 防止システムに関する調査研究委員会」が組織され,デバイス部会,試験 法部会,応答解析法部会,設計法部会の4部会のなかで,緩衝型の落橋 防止システムについて総合的,体系的に取りまとめることを目指して取り 組んでまいりました.
このたび一定の成果を収めることができましたので,研究成果を報告す るとともに,緩衝型の落橋防止装置につきまして,多くの方と議論し,よ り一層内容を深めてまいりたいと考えています.
そのため講習会を企画し,下記の要領で開催することといたしました. 多数の皆様方のご参加を期待します.

1.主催 土木学会関西支部
2.日時 7月13日[金]10:00〜17:00
2.会場 建設交流会館8階 グリーンホール
大阪市西区立売堀2-1-2 TEL:06-6543-2551
地下鉄本町駅22,23番出口より徒歩5分
地下鉄阿波座駅2番出口より徒歩5分
地下鉄西大橋駅1番出口より徒歩5分
市バス大阪駅前より75系統 鶴町4丁目行
立売堀2丁目バス停まで約15分下車すぐ
4.定員 140名(申込先着順)
5.参加費 正会員8,000円,学生会員 4,000円,非会員12,000円 (テキスト代含む)
6.申込み期限 6月29日[金]
7.申込方法 送金の場合 FAXにて申込書を先に送付して下さい.
銀行口座 三和銀行船場支店(普)660番
郵便振替口座00910-9-82599
現金書留 申込書を同封して下さい.
〒541-0055 大阪市中央区船場中央2-1-4-409
土木学会関西支部「緩衝型落橋防止」係
TEL 06-6271-6686 /FAX 06-6271-6485
入金確認後,参加証をお送り致しますのでご持参下さい.
8.プログラム
10:00〜10:10 開会挨拶 土木学会関西支部支部長
10:10〜10:30 調査研究委員会経過報告 委員長 家村浩和
第1部 デバイス部会報告
10:30〜11:00 落橋防止システムの要求機能 シバタ工業 生駒信康
11:00〜11:30 落橋防止システムの種類 綜合技術コンサルタント野口二郎
11:30〜11:45 ディスカッション
11:45〜12:45 (昼食)
第2部 試験法部会報告
12:45〜13:10 地震動と衝撃 大阪市立大学 小林治俊
13:10〜13:35 衝撃実験法について 防衛大学 大野友則
13:35〜13:40 ディスカッション
第3部 応答解析法部会報告
13:40〜14:00 各構造部材の解析モデル 京都大学 高橋良和
14:00〜14:20 桁の落下を考慮した解析モデル 立命館大学 伊津野和行
14:20〜14:40 落橋に至るまでのシナリオの計算手法防衛大学 梶田幸秀
14:40〜15:00 ゴム製緩衝装置に作用する衝撃荷重の計算手法九州大学 園田佳巨
15:00〜15:15 ディスカッション
15:15〜15:25 休憩
第4部 設計法部会報告
15:25〜15:35 落橋防止構造と性能設計 大阪市道路公社 丸山忠明
15:35〜15:45 落橋事例からみた落橋防止システム 日本技術開発 宮原 哲
15:45〜15:55 落橋防止システムの作動シナリオ 川崎重工業 土屋昌義
15:55〜16:05 落橋防止システムの構成要素の定義と要求性能 パシフィックコンサルタンツ藤井久矢
16:05〜16:20 固有周期比を考慮した落橋防止設計の紹介阪神高速道路公団 袴田文雄
16:20〜16:35 緩衝効果を考えた落橋防止装置の試設計綜合技術コンサルタント野口二郎
16:35〜16:40 ディスカッション
16:40〜16:50 調査委員会総括幹事長 小林治俊
16:50〜16:55 閉会挨拶土木学会関西支部副支部長

都合により講師・講演順序等に変更が生じた場合は,悪しからずご了 承ください.
参加証は連絡者に送付します.
申込書のダウンロード PDF形式 GIF形式

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