土木学会応用力学委員会では「計算力学小委員会」（委員長：西村直志（京都大学））の活動が2期目に入るにあたり委員の追加募集をいたします．
　この委員会の目的・活動内容等は以下のとおりですが，積極的に活動していただける方の参加を歓迎します．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　記


1.目的――――近年のコンピュータのハードおよびソフトウエアの飛躍的な進歩により，数値シミュ
　　　　　　　レーションにより力学現象を解明しようとする「計算力学」が理論力学・実験力学
　　　　　　　と並んで強力な手法として注目されている．本小委員会は，計算力学における考
　　　　　　　え方・手法をキーワードとして基礎研究および調査を行うとともに，個々の問題の
　　　　　　　特殊性に配慮した計算機支援土木工学の概念を持ち込むことで，土木工学における
　　　　　　　計算力学の新しい展開を目指すものである．

2.活動内容――第1期の委員会活動においては，主に計算力学分野の最新のトピックに関する講演
　　　　　　　に加えて，以下の分科会を設けて情報交換を行ってきた．
	　　　・境界要素法，マルチスケール解析手法の理論と応用，クラック・剥離・滑り・断
　　　　　　　　層などの不連続体解析，移動境界問題，メッシュレス法，並列化法，計算力学
　　　　　　　　教育
	　　　第2期の活動案としては，これら従来の活動を継続することに加え，様々な分野の
　　　　　　　構成委員からなる本小委員会の特徴を生かして，通常の委員会形式以外に，各トピ
　　　　　　　ックごとの小講習会（公開）を適宜開催することを計画している．これは，各委員
　　　　　　　が各々の専門分野の手法にとらわれることなく，種々の計算手法とその考え方に対
　　　　　　　する理解を深め，研究対象を広める機会を提供する事を意図している．また，活動
　　　　　　　の中には，関連手法のsoftware 公開やベンチマーク問題，計算力学教育カリキュ
　　　　　　　ラムの提案等も行う予定にしている．

3.活動期間――2年

4.応募要領――本小委員会に参加を希望される方は，氏名，所属，連絡先（住所，TEL，FAX，
　　　　　　　E-mailアドレス）を明記して，E-mailにて下記の委員会幹事宛てお申し込み下さ
　　　　　　　い．
		
		申込先：樫山和男（中央大学理工学部土木工学科）
　　　　　　　　　　　　E-mail:kaz@civil.chuo-u.ac.jp
　　　　　　　　　　　　寺田賢二郎（東北大学大学院情報科学研究科人間社会情報科学専攻）
　　　　　　　　　　　　E-mail:tei@civil.tohoku.ac.jp