トンネルの壁はどうなっているの?

セグメントは自動的に組み立てる!

組み立てると4階だてのビルほどの高さになります。セグメントのひとつの重さは大型トラック1台分(約10トン)、 人の力で組み立てるのはとても大変! 安全でじょうぶなトンネルをより早くつくるために自動化したのです。


 

水の圧力からトンネルを守るセグメントの壁

 土や水の圧力からトンネルを守るために、11個のセグメントをリング状に組み立てた壁からなっています。セグメントの厚さは65cmで、鉄筋がたくさん入っています。また、塩水に強い特殊なコンクリートからできています。セグメントはボルトでつないでいるので、つなぎ目があります。つなぎ目から水がボタボタ落ちないように、水膨張性シールというものをはさんでいます。そして、内側は厚さ35cmのコンクリートの壁でおおわれています。セグメントとコンクリートの間には防水シートがあって、トンネルの中に水もれしないようになっています。

水膨張性シールって、なんだろう?

 もしも、つなぎ目に海水が入ってきた場合、海水を吸収してふくらみます。セグメントにちょっとのすきまができても、海水と反応して、海水の侵入を防いでくれるのです。