2008828日作成/栗原

土木学会 構造工学委員会

2回構造実験指導書編集小委員会 議事録(案)


日時:2008821日、13:0017:00

場所:土木学会本部会議室

出席:(敬称略)鬼頭、海田、鎌田、北原、玉田、廣瀬、山本、上中、栗原

資料:資料2-1 :第2回構造実験指導書編集小委員会 議事次第

   資料2-2 :第1回構造実験指導書編集小委員会 議事録(案)

   資料2-3 :事務局からのメール回答および印刷工程の違い

   資料2-4 :本編 第1

   資料2-5 :本論 第2章 2.2

   資料2-6 :本論 第3章 3.1および3.2節、コラム(ブリッジコンテスト、光弾性実験)

   資料2-7 :本論 第3章 3.33.4および3.5

   資料2-8 :本論 第3章 3.63.7および3.8

   資料2-9 :本論 第4章 4.1

   資料2-10:本論 第5章 5.1

   資料2-11:本論 第5章 5.2

   資料2-12:本論 第5章 5.3

   資料2-13:本論 第5章 5.5

   資料2-14:本論 第7章 7.1

   資料2-15:本論 第7章 7.2

   資料2-16:コラム(生物の生態から学ぶ構造力学、ヒューマン・キャンチレバー、風との語り合い、兵庫県南部地震による構造物の被害)

   資料2-17:コラム(E-ディフェンスでの実物大振動実験)

   資料2-18:実験指導書 表紙・裏表紙・各章扉ページ

   資料2-19:本論 第6章 6.16.2および6.3節、コラム(山彦の原理を使った非破壊試験)


議事

(1) 前回議事録の確認

 資料2-2、議事(7)における「・・・・あるいはTIFF・・・・」を削除のうえ、議事録(案)を承認した。

(2) 報告事項

1) アンケート回答結果の公表

 上中委員より、アンケート回答結果を委員会ホームページに掲載したとの報告があった。

2) 平成12年度版掲載図面の配布

 鬼頭委員長より、22節、315節、51および4節に掲載されていた図面を電子化し、配布したとの報告があった。

3) 原稿作成における版権の発生の有無

 鬼頭委員長より、原稿作成時の版権発生の有無の確認があり、版権が発生する場合、平成12年版のように出典先リストを作成するか議論した。当面、原稿執筆を続けてもらい、版権が発生した際に、再度、議論することとした。

(3) 審議事項

 1) 本論

 @ 総論

  資料2-4に基づき、鬼頭委員長より説明があり、以下の意見が出された。

・「1.3 実験上の注意」において、論点を明確化し、具体的に記述した方がよい。

・「1.4 本書の構成と活用」において、「大学学部・大学院」を「大学」とする。

・図-1.4.1において、2本立ての構成がよい。総論は2本立てとは独立させ、最初に配置される形が良い。

 A計測

  資料2-5に基づき、海田委員から説明があり、以下の対応をとることとした。

   ・第2章は、3節立てとし、最後の節にコンクリートおよび鋼材の応力ひずみ関係やポアソン比の計測例を掲載することとした。実測例も掲載することとした。

   ・関連知識は、各章ごとにまとめることとした。

 B弾性挙動

  資料2-68に基づき、玉田委員、上中委員、山本委員から説明があり、以下の対応をとることとした。

   ・3.1節の2、応力ひずみ関係の箇所は削除する。

   ・平成12年版の光弾性実験を委員会ホームページに掲載する。

   ・3.6節の「モルタル」を「コンクリート」にする。

 C動的挙動

  資料2-9に基づき、廣瀬委員から説明があり、以下の対応をとることとした。

   ・基礎実験に相当する「体験しよう」は、4章の概説(第1節)の最後に位置づけることとした。他章も同じとする。

   ・平成12年版のp78、設問(2)に関する部分は削除とする。

 D破壊挙動

  資料2-1013に基づき、上中委員、栗原委員から説明があり、以下の意見が出された。

   ・5.1節はコラムに掲載の写真を参照する形式であるが、これを改め、ページ内に適切な写真等を配置する。

   ・資料2-11と資料2-12を統合し、新たに5.2節とする。

   ・基礎実験「体験しよう」は、ウレタンやスポンジ製の梁に切れ目を入れ、曲げひび割れやせん断ひび割れを観察できる内容に書き換えることとした。

 E非破壊試験

  資料2-19に基づき、鎌田委員から説明があり、以下の対応をとることとした。

   ・カラーページの使用に関しては、配置やページ数を含めて、今後検討することとした。

 F座屈挙動

  資料2-14に基づき、海田委員より説明があり、以下の対応をとることとした。

   ・座屈挙動を弾性挙動の次に配置し、「第4章 座屈挙動」とすることとした。これに伴い以降の章番号を変更する。

   ・写真-7.2.1の供試体の背後にグリッドを描いた板等を配置し、柱のたわみを視覚的に分からせるとよい。

   ・基礎実験「体験しよう」では、紙やプラスティック定規等を対象としてもよい。

   ・ひずみを計測して、座屈荷重を算出する過程も記載してもよいのではないか。

 2) コラム

  資料2-62-162-172-19に基づき、鬼頭委員長、玉田委員、鎌田委員、栗原委員から説明があり、以下の意見が出された。

 @生物の生態から学ぶ構造力学、ヒューマン・キャンチレバー、風との語り合い、兵庫県南部地震による構造物の被害

    執筆者の所属先を執筆当時とするか、現在の所属先とするかについて検討した。白石先生からは現在の所属先を明記してほしいとの要望があったことが報告された。

 Aブリッジコンテスト

    最優秀作品の写真を掲載できないか主催者に問い合わせることとした。

 B光弾性実験

    写真-2に関して、支点と載荷点を明確にした載荷図を掲載し、写真-3を削除することとした。

 CE-ディフェンスによる実物大振動実験

    図番号に重複がある、第2段落の文章をより分かりやすい文章とする、1ページ目下から2行目の「巨大地震・・・・」の文章を再考してもらう などの修正依頼を執筆者にお願いすることとした。

 3) ホームページとデータシート

    見本となる良いレポートの提出が委員に依頼され、良いレポート例としてホームページに掲載することとした。

 4) 書籍名と装丁

  資料2-18に基づき、鬼頭委員長から説明があり、以下の対応をとることした。

・書籍名を「構造実験のてびき」とする。

  ・表紙と裏表紙、コラムの様式を承認した。

 5) 原稿書式の確認あるいは統一化

  ・委員長および幹事で、原稿書式および見出しレベルのひな形を作成し、各委員に配布することとした。

  ・書式のチェックシートを作成してはどうかとの意見が出された。

  1. 最終版下原稿の作成・相互査読と集約方法

  ・原稿の提出はPDFファイルとする。執筆に使用するアプリケーションには制限を設けないこととした。

  ・原稿の相互チェックは次回委員会以降とする。

(4) 今後の予定

 1) 第三回小委員会開催の有無

  ・次回、小委員会を1011日(土)、13:0017:00に開催する。

  ・最終版下原稿の学会事務局提出は、1031日とする。



以上