差出人: Satoshi Katsuki [katsuki@nda.ac.jp] 送信日時: 2003年12月25日木曜日 18:14 宛先: Yusuke Honjo; 佐々木 義裕; nagao-t92y2@ysk.nilim.go.jp; shiraki@eng.kagawa-u.ac.jp; sato@civil.chuo-u.ac.jp; akiyama@civil.tohoku.ac.jp; katsuki@cc.nda.ac.jp; takumi@nagaokaut.ac.jp; m.fujita@shimz.co.jp; takada@load.arch.t.u-tokyo.ac.jp; tmishima@jcity.maeda.co.jp; s-nak@civil.ce.nihon-u.ac.jp; kitahara@cvl.gunma-ct.ac.jp; makoto.suzuki@shimz.co.jp; katsuchi@ynu.ac.jp; ishihara@bridge.t.u-tokyo.ac.jp; Sumio SAWADA CC: ishihara@bridge.t.u-tokyo.ac.jp 件名: Re: 第2回幹事会議事録(案)の送付 香月智です。  本城先生が わざわざ 提案しておられることに なんですが。  本指針が 将来的に広く浸透した場合の影響について考察すると やはり 「荷 重」という単語を残すことが魅力的に思えるのですが。  これは (日本)語感の問題を議論しているので あまり 理学的ではありませ ん。  しかし  今後 技術用語に「荷重」という言葉がなくなると   論文は 次のように書かざるを得ないのでしょうか 旧  梁の上部に 衝撃荷重が作用するとその影響は局部に集中するため・・・・・ 新  梁の上部に 衝撃作用が働くと   その影響は局部に集中するため・・・・ ・   旧  地震が起こると その荷重が構造物に作用し 変形が生ずる このため構造物 が破壊することがある     すなわち 地震荷重によって構造物は破壊される。なお この荷重は厳密に みると構造物の慣性力に・・・ 新  地震が起こると その作用が構造物に働き 変形が生ずる このため構造物が 破壊することがある     すなわち 地震作用によって構造物は破壊される。なお この作用は厳密に みると構造物の慣性力・・・・ 旧  地震荷重に相当する力を部材に作用させつつその応答をコンピュータに取り込 み解析する・・・・ 新  地震作用に相当する力を部材に??させつつその応答をコンピュータに取り込 み解析する・・・・ 何か 語感が悪い気がするのですが 理由は 作用には 作用させる 作用するとい う動詞形があるのに                          荷重には 荷重するという  動詞形はないことが原因のようです。 土木の教科書から 荷重→変形という因果関係がなくなることは 若者に教育すると きによいことでしょうか。  なんだか SI単位導入時の議論のようですが ご一考いただけませんか? -------------------------------      香月 智 〒239-8686  横須賀市走水1-10-20       防衛大学校建設環境工学科 TEL 046-841-3810 FAX 844-5913 E-mail: katsuki@nda.ac.jp -------------------------------   > 関係各位 > > 佐々木さんが作成され、澤田先生が修正されたものに、マイナーな修正をしまし た。 > 要点は、次の通り。 > (1) 荷重は、すべて作用で置き換える(澤田先生の考え方に賛成) > (2) 澤田先生の挿入された「構造(解析)モデル」を、「構造(解析・設計計 > 算)モデル等」としました。理由は、荷重の入力は振動台実験などでもありうる と、 > 考えたからです。設計法に、計算による方法のほか、実物試験やモデル試験も > ISO2394では許されたいます。 > (3) 作用モデルの第2項の意図がよく分かりませんでした。 > > しかし、基本的にお二人の案は、非常によくできていると思いました。 > > 英語はどのようになるのでしょうか。 > > (基本/本質)現象 (basic/essential) phenomenon > > 作用因子 Reference action > (作用素因) Prime action (本城提案) > > 作用モデル Action model > > 作用効果   Action effect > > ちなみに、primeを辞書で引くと > > prime[praim] > ■adj. > 【1】{通例限定的}最も重要な,主要な,主な;最重視[最優先]すべき;最も適切な,最 も > 意義のある: > a prime requisite 主要条件 > the prime agent 主因 > a prime example 適例 > of prime importance 最も重大な > a prime task 急務. > 【2】{通例限定的}〈人が〉卓越[傑出]した,最高位の,首位の: > the prime authority on Chaucer チョーサー研究の最高権威. > 【3】{通例限定的}最高の商業的価値がある;!放送¢視聴率の最も高い(cf. PRIME > TIME): > prime building lots (建築用の)一等地. > 【4】{通例限定的}第一等の,一級の;(特に)〈肉,特に牛肉が〉最上[極上]の aprime, > choice, good, commercial の順: > in prime condition 最良の状態で > prime ribs of beef 極上のあばら肉a前四半部の最初の2本のあばらの一つ: > This ale is absolutely prime! このビールはまさに最高だ. > 【5】{通例限定的}(順序が時間的に)最初の,初期の,原始の: > the prime purpose of language 言語の本来の目的. > <類語> > prime 順序や段階において最初にくる. > primeval 太古・原始時代に属する: > the primeval forest 原始林. > primitive 発達の段階[時期]において最初[初期]にあるの意で,単純さ,素朴さを暗 示 > : > primitive tribes [conditions, ornaments, customs, tools] 原始的部族[状態, 装 > 飾品,風習,道具]. > 【6】{通例限定的}基本的な,根本の;根源的な: > the prime cause 根本原因 > the prime axioms of his philosophy 彼の哲学の根本原則. > 【7】{通例限定的}!数学¢ > (1)素数の: > a prime number 素数. > (2)〈数が〉互いに素の{to…}: > 1以外に公約数のない数についていう: > The number 2 is prime to 9. 2と9は互いに素である. > 【8】{通例限定的}血気盛んな,若々しい: > feel prime 元気はつらつとした気分である. > 【9】{通例限定的}!銀行¢(商業銀行がその最良の貸付先に対して適用する最低の) 短 > 期貸付金利の. cf. PRIME RATE > 【10】{通例限定的}〈宇宙船の飛行士などが〉(交替要員ではなく)正規の (obackup): > the prime crew (宇宙船の)正乗組員[飛行士]. > > 以上 > >