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第33回(2008年)海洋開発シンポジウムの開催について

  第33回の海洋開発シンポジウムを下記のとおり、2008年7月1〜2日に倉敷市で開催することになりました。会場のある倉敷中心部は、文化庁から伝統的建造物群保存地区に選定され,大原美術館をはじめとする文化施設群とともに美しい運河の町を形成しています.また倉敷及びその周辺は、古くから海運で栄え、また干拓も行われており、最近では水島港,玉島ハーバーアイランドなどの海の交通の要衝となり、我が国屈指の臨海工業地帯である水島コンビナートも控えるなど,海に深く関係した場所です. 海洋開発シンポジウムでは、226編の海洋に関する新しい技術などが発表されるだけでなく、特別セッションで、「海洋エネルギーの現状と課題」,「大水深海域の水産利用」について集中的な討議が行われます。一度訪れるともう一度行きたくなる町「倉敷」で開催される第33回海洋開発シンポジウムへ多数の方がご参加されることを期待しております.

海洋開発委員会一同

第33回海洋開発シンポジウム

主催: 土木学会海洋開発委員会
後援:国土交通省中国地方整備局,岡山県
期日: 2008年7月1日(火)〜2日(水)
場所: 倉敷市芸文館
(岡山県倉敷市中央1-18-1 電話:086-434-0400,FAX:086-434-0448,ホームページ
概要: こちらをご覧ください
詳細プログラム: こちらをご覧ください
論文集の購入: こちらをご覧ください

ご後援者からのご挨拶

海洋開発シンポジウムの盛会を期待

国土交通省中国地方整備局長  藤田 武彦 様


 第33回海洋開発シンポジウムが岡山県倉敷市にて開催されることを大変嬉しく思います。中国地方整備局では、今回の開催地である倉敷市において、岡山県と連携しながら、海洋の利用、環境、防災に関する施策に積極的に取り組んでいます。
 倉敷市には、全国第5位の取扱貨物量を誇る特定重要港湾水島港があり、背後に立地する水島コンビナートの企業活動を支えています。平成18年の倉敷市の製造品出荷額(速報値)は4兆7,391億円と、愛知県豊田市、横浜市に続いて全国第3位を記録しています。
 また、かのシーボルトが賞賛した多島美景観など、瀬戸内海は豊かな自然環境に恵まれています。その貴重な自然環境の保全を図るため、干潟・藻場の再生や、備讃瀬戸海域において浚渫土砂を活用した海砂採取の深掘跡の修復のための実証実験などに取り組んでいます。さらに、近年、地球温暖化や地震による地盤沈下の影響などで、瀬戸内海の海面は約35年間で20cm上昇し、台風時の高潮災害など自然災害への対策が課題となっています。
 今回のシンポジウム会場となる芸文館は、倉敷観光の中心である美観地区のすぐ近くにありますので、日本最古の私立美術館である大原美術館をはじめ、倉敷考古館や倉敷民藝館などが建ち並ぶ伝統的な街並みを堪能して頂けます。夜は石井基子氏の間接照明に浮かび上がる幻想的な景観の中で、豊かな山海の珍味が皆様をお待ちしております。是非、多くの皆様にお運びいただき、シンポジウムが盛会となることを期待しています。

国土交通省中国地方整備局HP



岡山へようこそ

岡山県土木部長 藤井 元生 様


  第33回海洋開発シンポジウムを平成20年7月に岡山県(倉敷市)で開催いただきますことに感謝申し上げますとともに、ご来県を心から歓迎申し上げます。
 岡山県は、わが国最初の国立公園に指定された瀬戸内海の美しい海岸線と多島美に代表される風光明媚な自然環境に恵まれております。また、瀬戸内海は古来より重要な航路としての役割を担っており、瀬戸内海沿岸には多くの港湾が立地し、海上交通の拠点として栄えています。さらに、今年、架橋20周年を迎える瀬戸大橋をはじめ、山陽自動車道、中国横断自動車道など中四国地方の交通の結節点として発展してまいりました。
 開催地の倉敷市には、我が国有数の水島臨海工業地帯があり、平成18年の倉敷市の製造品出荷額は4兆7千億円余で、本県の5割強のシェアを誇り、アジア諸国へのゲートウェイとして国際定期航路を有する特定重要港湾の水島港を擁しています。
 一方、岡山県は瀬戸内の海の幸に恵まれた水産業も盛んで、瀬戸内海の開発と保全は重要なテーマであり、是非、海洋開発シンポジウムで多くの技術者や研究者の方にご来県いただき、岡山県の海を見ていただきたいと思います。