Civil Engineering Design Prize 2003, JSCE
Civil Engineering Design Prize 2004, JSCE
Teruha Suspension Bridge, Aya
所在地:宮崎県東諸県郡綾町大字南俣字大口 地図
事業者:綾町役場建設課
授賞対象者
氏名
所属
役割
長友 正勝
綾町役場建設課建設係長(当時) 全体施工計画の立案・関係機関との調整
阿久根 清見
綾町役場建設課建設技師(当時) 全体施工計画の立案・関係機関との調整
郷田 實(故)
綾町長(当時) 基本構想の立案および指示
坂本 次男
[有]坂本商事 代表取締役 施工方法立案および工事施工
尾鼻 俊視
フェニックス測量設計コンサルタント[株] 代表取締役 測量設計管理
[株]坂本商事
施工方法立案および工事施工
講評
・照葉樹林帯の中に作られた人用の吊橋である.幅員1.2m,橋長248mという非常に細い橋である。この照葉樹林帯をみてもらうための橋であり、できるだけ目触りとならないように,かつ360度樹林帯を見渡せるようにと考えての構造形式である。特に目新しい構造ではないが、この景観の中での最適な構造選定と思われる。(石橋)

・デザイナーの主張が強く形に現れ、周囲の景観を阻害している橋が少なくない中にあって、橋の存在感を消し、急峻な渓谷を大きく支配する雄大な照葉樹林がつくる景観をあくまで主役として扱っている点が評価される。また、ハンガーケーブルや床板、高欄等のモデュールを合わせ、ディテールにも気を配っている点、加えて、床板に穴を開け、渓谷を見下ろせるようにした工夫等にデザイナーとしてのマナーや遊び心が感ぜられ好感が持てる。(加藤)

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