(社)土木学会 コンサルタント委員会(第[期)
三者構造発注形態の研究小委員会(第4小委員会)
第8回 委員会 議事録(案)


■日 時:2004年4月19日(木) 13:30〜15:00
■場 所:株式会社大崎総合研究所 会議室
     〒100-0011 東京都千代田区内幸町2−2−2(富国生命ビル27F)
     TEL.03-3508-8011
■出席者:佐藤 隆(ドーコン),鈴木 誠(清水建設),空 聡子(アイ・エス・エス),中野 修(北海道道路管理技術センター),保田敬一(ニュージェック)
■欠席者:中村裕司(アイ・エス・エス),阿部賢一(PFI研究会理事),香月 智(防衛大学校),大橋治一(Parsons),西山英勝(日刊建設通信新聞社)
■記 録:保田敬一
■配布資料:
 8-1.第7回小委員会議事録(案)
 8-2.予算執行見込み(三者構造小委員会用)[修正版]
 8-3.平成16年度「重点研究課題(研究助成金)」申請書(三者構造小委員会用)[修正版]
 8-4.日刊建設工業新聞 2004年新春特集(2004.1.1掲載) ”公共事業の執行形態−「三者構造」を語る”
 8-5.ピアレビューを普及拡大,日刊建設工業新聞,2004.3.11
 8-6.小林潔司:リスク工学と地盤工学,土と基礎,52-4(555),pp.41-50,2004.4.
 8-7.報告書目次案と執筆者(案)Ver.5
 8-8.報告書(案)

■議 題:
1.前回議事録(第7回)の確認(資料8-1参照)
 ・第7回小委員会議事録の確認があり、議事録は承認された。

2.平成15年度予算執行見込み(三者構造小委員会用)[修正版](資料8-2参照)
 ・第4小委員会の予算は,小委員会報告書の印刷費で,60,000円の支出を親委員会で承認されている。部数は,20部程度を想定しているが,空委員から印刷業者に確認していただいたところ,40部程度でも可能との返事を得ている。

3.平成16年度「重点研究課題(研究助成金)」申請書(三者構造小委員会用)[修正版](資料8-3参照)
 ・第7回の小委員会で指摘のあったとおり,NPMやまちづくりを前提として,自治体のガバナンス改革,新しい行政経営などを入れて,修正を行った。
 ・4月12日に審査結果の報告が土木学会からあり,コンサルタント委員会からの申請は採択されなかったとの回答があった。通知は文書で別途委員長宛に郵送される.

4.日刊建設工業新聞 2004年新春特集(2004.1.1掲載) ”公共事業の執行形態−「三者構造」を語る”(資料8-4参照)
 ・日刊建設工業新聞の2004年新春特集(2004.1.1掲載)として,”公共事業の執行形態−「三者構造」を語る”という座談会が開催された。出席者は,石井弓夫氏,草柳俊二氏,澄川啓介氏の3名である。
 ・この内容に関して,阿部委員から,二者構造を三者構造に変えれば透明性が確保できるということは間違いで,発注者側の技術者と政治家の関係を含めた発注の仕組みを変えない限り透明性は出てこない,発注の仕組みの構造改革が必要で,この点に全く触れていないのはおかしいとの指摘が別途メールであった。

5.ピアレビューを普及拡大(資料8-5参照)
 ・建設工業新聞2004.3.11の記事を佐藤委員に紹介して頂いた。
 ・日本建築構造技術者協会(JSCA)のピアレビュー普及に向けた方策に関しては,鈴木委員が資料を探していただく。

6.小林潔司:リスク工学と地盤工学(資料8-6参照)
 ・土と基礎に連載された講座を佐藤委員から紹介して頂いた。
 ・連載中であり,今後も資料収集に努める。

7.報告書(資料8-7,8-8参照)
 ・第2章の(4)三者構造発注形態とNPM式目標管理型経営は鈴木委員の担当であるが,未提出である。
 ・第3章の(6)第三者の事例に関しては,目次を以下のように修正する。
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 (6)第三者の事例
  1)発注者の選択肢の公正性チェック
   @ファシリテーター(Facilitator)とワークショップ:空→林(完成,ファイルを保田宛に送付すること)
   Aタウン・マネージャー:中村(未完成)
   Bアウトリーチ・ブリーフィング:中村→柳原(3月完成予定)
  2)受注者の事業執行水準の妥当性モニター
   @ピア・レビュー(Peer Review)、チェックエンジニア(Check Engineer):大橋→柳原(3月完成予定)
   Aパートナリング(Partnering):中村→柳原(3月完成予定)
   BDRB(Dispute Review Board):阿部(完成)
   Cアービトレーター(Arbitrator)、ミディエイター(Mediator):鈴木→大本→柳原(完成予定)
   Dインスペクター(Inspector)、QA/QC:阿部(完成)
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 ・柳原さんから2004.3.24に送られてきた内容は,”米国での工事進行中のDisputeにおける第3者のかかわりについて”であり,@Partnering,ADispute Review Board(DRB),BMediation,CArbitrationについて書かれている。
 ・第4章の新しい公共サービスの仕組みは,中村小委員長の担当であるが,未完成である。
 ・未完成の部分については,中村委員長と後日相談し,執筆催促を行うのか,やめるのかを決定する。

8.今後の活動方針
 ・報告書の執筆と印刷製本,配布
   2004.5.21:報告書案をとりまとめ(保田)→サーバーに掲載(保田)→委員全員で確認(2004.5.21〜2004.5.31)
   2004.6.1:印刷業者に製本依頼(空)→各委員に発送という予定
 ・シンポジウム開催に向けて(平成17年度を予定)
 ・親委員会に対して議事録の送付を求められているが,第7回小委員会議事録までは掲載済みである.今回の第8回も後日送付する。
 ・サーバーの更新を行う。最終の報告書ができた時点でCD-ROMでの配布を考える.
 ・4/13のコンサルタント委員会の幹事会の資料をサーバーに載せる.

9.今後の予定
 ・次回小委員会(第9回)の予定
  日時:2004年5月末(中村委員長の予定を聞いてから決定する)
  場所:大崎総合研究所 会議室
     〒100-0011 東京都千代田区内幸町2−2−2(富国生命ビル27F)
  ご講演の予定:なし

以上(文責:保田敬一)