平成14年度 第3回「設計役割」研究小委員会 議事録

日 時:平成15年1月24日(金)15:30〜18:30

場 所:建設コンサルタント協会会議室

出席者(敬称略)椛木、駒田、石川、大友、斎藤、盛川、広瀬、松井、岩田(記)

ゲスト:秋田県建設交通部道路建設課 加賀屋 建一 主幹 / 同 建設交通政策課 石黒 亙 副主幹

1.議 事:秋田県の公共工事(橋梁)発注方式とコンサルタントの役割について

2.資 料

・土木学会コンサルタント委員会発言要旨/秋田県の上部工詳細設計 (加賀屋主幹)

その他資料(石川委員より)「大手総合建設会社の技術力の価値に関する検討」(土工協会・経企会)

3.討論内容

秋田県方式と言われる橋梁発注方式を採用している秋田県建設部の方をゲストに迎え、発注者が望むコンサルタントの役割についてご意見を頂いた。県の発注方式の取り組み方と主な意見について下記に記す。

1)秋田県の公共工事(橋梁)発注方式

 橋梁上部工の設計発注について昭和50年より独自の方式を採用している。上部工については、架設計画・運搬計画により部材設計が左右されるため施工業者に詳細設計付きビルト方式で発注している。概略設計は大元を決めるためコンサルタントに、@橋梁形式の決定A応力計算・設計図は工事発注出来るまでを範囲として設計を任せている。この方式の採用によるメリットは@コストダウンが図れるA職員のレベルアップBコンサルタントの設計を施工業者がチェック出来る等がある。発注者の業務を代行しているコンサルタントに対して以下のご意見があった。

・現場を知らない机上のみの成果品・コスト意識がなくマニュアル化した設計・計画に対する思い入れが足りない・納税者がエンドユーザーであることを忘れている・フォローアップがない

委員より)

・施工業者に設計者の意図が伝わるような仕組みを考える必要がある。

・施工業者の設計に対する評価をキチンと出来る体制が必要。

・出来上がった構造物に対しての瑕疵に対して責任はどうするのか。

・情報公開を行なってもらい今後の参考にしたい。

2)秋田県の今後の方向とコンサルタントへの要望

・概略設計段階でルート選定からB/Cを徹底的に検討する。

・技術力の評価システムの確立

・大手と地元コンサルタントとの役割分担

・ファブリケーターとの役割分担

・CMの検討 

これらの項目を実行するためにプランナーとしてのコンサルタントの力が必要で次の要望がある。

          コンサルタントは一般解で満足するのではなく何故このようにするのか、どうしたら安く良い物が出来るのかを突き詰めて提案してもらいたい。また、発注者と最後まで付き合う気概が必要。

          コンサルは領域を広げた総合的なプランナーとして活躍してほしい。

          コンサルタントはもっと施工ノウハウを吸収して設計に反映させてほしい。 

(委員より)

          実状に合っていない設計の歩掛があるので検討してもらいたい。

          DBでの発注に際しては別にチェックするコンサルタント業務が必要。

          設計の発注に対して、設計の内容によりコンサルタントを見極めてほしい。

          県の職員にも技術を評価する能力を身につけてほしい。

          出来上がった構造物に設計者かコンサル名を入れてほしい。

4.次回予定

          次回は4月4日(金)16:00〜 土木学会会議室予定

          活動項目の整理を行い、方向性を見出す。                    

  ― 以上 ―