シンポジウム紹介


本小委員会では、活動の一貫としてシンポジウムを開催しております。ここでは、シンポジウムの概要をご紹介します。

第12回建設コンサルタントシンポジューム
「プロジェクトマネジメントとPFI −土木技術者の役割―」


主催:土木学会建設コンサルタント委員会
日時:平成11年1月29日(金) 13:00〜17:30
場所:土木学会図書館講堂

プログラム
基調講演1:公共事業とPFI

建設省大臣官房政策企画官 渡口 潔

基調講演2:海外におけるプロジェクトマネジメント

日本工営(株)国際事業部長 加藤道人


パネルデスカッション:「プロジェクトマネジメントとPFI −土木技術者の役割―」

座長

日本工営(株) 品質管理室長 瀬崎 明

パネリスト

(株)プロシード代表、ハーバード大講師 西  健
日本下水道事業団 情報システム推進室 富樫俊文
(株)熊谷組 エンジニアリング本部長 有岡正樹
パシフィックコンサルタンツ(株)CALSセンター長企画部長 川畑 豊
(敬称省略)

基調講演1:公共事業とPFI
建設省大臣官房政策企画官 渡口 潔

・PFIの3要素;
@VFM(Value For Money):どの程度金を出すか?運営費をどうするか?投資に対する効果が適切か?
Aリスク:リスクを見通し、リスクの分担が必要
B民間の創意工夫:官の仕事を民が行なう、金融と法務のアドバイザーが必要であり、一方ビジネスチャンスでもある。

・協定主義:全て契約、契約のため法律家が儲かる?

・如何に補助金を出させるか? たとえば、取り付け道路を公共で行なうことも補助金である。

・単なるファイナンスリースでは無く、サービスがあがり、費用が安くなることが必要である。

・地方自治体の有料事業のサービスを改善するケースもある。

・法律が決まるまでに補助金、助成金、交付金がどうなるか分からない。

・自治体の持ち出しが少なくならなければ意味がない。

・手続きの簡素化と協定どおりに実施することが課題

・事業の破綻に処理が問題である。この議論を十分している。

・PFIが成り立ち易い条件
1) ニーズが読めること:需要予測が容易
2) 用地問題、計画調整上の問題が少ないこと
3) 規模が適正なこと:@事業額、A広域に渡らないこと
4) 民間の創意工夫が発揮できること
5) 図書館とビデオレンタルショップの合築・運営:相乗効果、運営時間の延長
6) 美術館とレストラン:時間帯別運営


基調講演2:海外におけるプロジェクトマネジメント
日本工営(株)国際事業部長 加藤道人

海外事業と国内事業の関係は下図のような関係である。



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