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土木学会論文集にかかわる変更について


土木学会論文集は2006 年1 月よりオンラインジャーナル化され、登載論文はすべてJ-stage((独)科学技術振興機構の運営する科学技術情報発信・流通総合システム)に掲載されています。これにともなって、購読会員に対して送付していた紙媒体による部門ごとの論文集を原則廃止し、全部門の論文をCD-ROM に収め、年に4 回送付するように変更されました。また、印刷版の論文集を希望される方に対しては、別途、印刷版(購読会費とは別料金)を提供してまいりました。土木学会論文集のオンラインジャーナル化に際しては、同時に、投稿および査読システムを電子化しました。こうしたことによって、諸手続きの簡素化が図られ、さらに諸経費の節約が可能になり、論文集の掲載料の低減も実現しました。


しかしながら、オンラインジャーナル化によって諸経費の節約が実現したものの、校正費用については、オンラインジャーナル化の前後で比較すると、オンラインジャーナル化後のほうが、コストが増大するという結果となっています。これは、論文としての品質を確保するだけでなく、J-stage に掲載可能な状態にするという作業がともなうためで、校正費用の増大は、論文集の編集予算を圧迫するに至っております。


こうした校正費用の増大に歯止めをかけるには、論文著者が求められた品質の原稿を提出する必要がありますが、現実には、投稿されたほとんどの原稿において、多大な校正作業が発生しております。原稿を投稿される際には、いま一度、以下に掲げる土木学会論文集の原稿作成例を参照し、原稿が求められた品質となっているかを確認してください。

 

和文:http://www.jsce.or.jp/committee/jjsce/pdf/sample_jp.pdf
英文:http://www.jsce.or.jp/committee/jjsce/pdf/sample_eng.pdf

 

なお、学会全体としても、財政改善3 ヶ年計画策定の提言を受けて、財政収支の改善の努力をしているところではありますが、今後も校正費用の増大に歯止めがかからない場合、論文集編集委員会では、校正費用を論文の著者にご負担願うことも視野に入れています。論文を投稿する著者の方々におかれましては、ぜひ、求められた品質の原稿を提出するようお願い申し上げます。
また、論文集編集委員会では、論文としての品質を落とすことなく、現在の財政難を解消するために、2008(平成20)年度より、
a. 年4 回のCD の送付を、年1 回のDVD の送付に切り替える
b. 印刷版の論文集を希望される方に対して、別途実施している印刷版論文集の作成を廃止する
ということを取り決めました。購読会員の皆さまにとってはサービスの低下となるわけですが、苦しい財政事情についてご理解を賜りたいと存じます。土木学会論文集に対するご理解とご協力を、何卒、よろしくお願い申し上げます。


2007年11月

論文集編集委員会



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