研究セミナー:交通まちづくり -モビリティデザインの新しい手法論-

研究セミナー:交通まちづくり -モビリティデザインの新しい手法論-
主催:土木学会 交通まちづくり研究小委員会 手法部会(委員長:原田昇)
東京大学都市持続再生GCOE
日時:1月24日(土)1300-1700
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部14号館 141教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_15_j.html
参加費:無料
参加申込:東京大学 都市工学科 黒田由佳<kuroda[at]bin.t.u-tokyo.ac.jp>
     1/22(木)までに氏名と所属をご連絡ください.

概要:複合化する環境,エネルギー,経済,人口問題は都市の実像に変容を迫りつつある.その一方で交通まちづくりの現場において都市が選択し得るオプションは,EVカーシェアリング,オンデマンドバスやコミュニティバスを含めたバスネットワークの再編,交通環境ポイントや自転車共同利用サービスといったように,従前の車から公共交通への転換という比較的単純な交通渋滞対策から多相化しつつあるといえるだろう.本研究セミナーでは持続可能な都市の未来の像を想定しながら,その像に向かうための都市のモビリティの評価とそのデザイン手法について,実際の都市を題材にとりながら理論的な枠組みについて掘り下げた議論を展開したい.

プログラム:
1300-1315
はじめに                      原田 昇(東京大学)

1315-1445
第一部 協調型交通サービスの評価理論と総合交通戦略
概要:このセッションでは,交通まちづくりにおける理論的な評価アプローチを念頭にしながら,バスや自転車といった交通需要予測の分野で従来蓄積が進んでいるとは言いがたいモビリティサービスの設計について,総合交通戦略立案に向けたその理論的な評価手法やモニタリング方法についてその可能性と課題を議論したい.
オーガナイザー:羽藤英二(東京大学)
講演1 協調型意思決定モデルの概要とその応用     張 峻屹(広島大学)
講演2 交通まちづくりおけるバスサービス評価手法   溝上章志(熊本大学)
講演3 交通モデルによる総合交通戦略の評価方法 金森亮(名古屋大学)
討議:交通まちづくりにおける交通戦略の定量評価手法
   -行動モニタリングから均衡配分モデルまで-
討論者:神田昌幸(国土交通省 都市・地域整備局 街路交通施設課)
    羽藤英二(東京大学),張峻屹(広島大学),溝上章志(熊本大学),金森亮(名古屋大学)

1445-1515
休憩

1515-1645
第二部 交通まちづくりの新しい手法論の展開 -柏の葉を例に-
概要:このセッションでは,新しい交通サービスの導入を目指す柏の葉の交通まちづくりの現場を題材に,具体的な制度,予算,新技術の課題と可能性,まちづくりで実現しようとしているライフスタイルの像について幅広く討議を行いたい.
オーガナイザー:原田昇(東京大学)
講演1 オンデマンドバス社会実験の概要と課題    大和裕幸(東京大学)
講演2 自転車共同利用サービス導入の課題     白江喜実子(クリアチャネル)
講演3 柏の葉におけるモビリティタウン構想     中田聖志(三井不動産)
討議:交通まちづくりの現場における新しいサービス技術の可能性
討論者:原田昇(東京大学)
    中田聖志(三井不動産),大和裕幸(東京大学),白江喜実子(クリアチャネル),羽藤英二(東京大学)

1645-1700
おわりに                       羽藤英二(東京大学)

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