生活交通シンポジウム 〜 『おでかけ』を支援する交通システムのあり方について 〜 1.開催趣旨  四国地域においては,急激な高齢化と人口減少に直面している 地域が少なくない.そのため,地域公共交通サービスを確保する ことが難しくなっており,やむを得ずマイカーに頼らざるを得な い住民が多く存在する.その結果として,高齢者に関連する交通 事故が後を絶たず,また,自動車を自由に利用できない人の生活 が脅かされる状況となっている.一方,行政は,公共交通サービ スレベルの向上を目指した取組みを展開しようとするものの,厳 しい財政事情の中で,現状のサービスレベルを確保することすら 困難になっている地域も少なくない.また,交通事業者において は,事業として存続させることが難しい状況となっており,とも すれば廃業に陥る事業者も存在すると考えられる.  このような背景の下,四国地域が直面する課題への対応を目指 して,本シンポジウムでは,平成21年〜23年度において,文部科 学省の科学研究費補助金の採択を受けた研究プロジェクトメンバ ーからの話題提供を行うとともに,次期通常国会に提出が予定さ れる交通基本法や平成23年度に創設が予定される地域公共交通確 保維持改善事業に関する最新の情報提供を行いながら,地域公共 交通サービスの確保策に関する今後のあり方を展望したい. 2.主催,共催等  主催 「地域公共交通サービス供給が地域住民のQOL向上に 与える効果に関する研究」プロジェクト(平成21年〜23年度 科 学研究費補助金採択研究課題)  共催 (社)土木学会四国支部香川地区  後援 (予定)国土交通省四国運輸局,(予定)香川高等専門学校 3.日時 平成23年 1月18日(火) 13:30〜17:00 4.会場   アルファあなぶきホール(旧香川県県民ホール)    多目的大会議室「玉藻」(小ホール棟5階)