交通関連ビッグデータの社会への実装研究小委員会

■小委員長
藤原 章正(広島大学)

■活動期間
2012年11月~2014年10月

■活動内容
1.背景
通信電波の周波数帯の再配置を契機に、情報通信分野と社会インフラ分野を交絡させた交通関連ビッグデータの取り扱いが改めて注目されている。
・交通関連ビッグデータは果たして土木計画学の研究と実務に新たな知見をもたらすのか?
・土木計画学分野で培ってきた手順や手法は、交通関連ビッグデータの情報を十分に活用しきれていなかったり、ビッグデータの可能性を失わせてしまってはいないか?
こうした疑問に対して学界として一定の方向性を示すことが、いま社会から要請されている。

2.目的
社会からの要請に応えるため、土木計画学研究委員会内に「交通関連ビッグデータの社会への実装研究小委員会」を設置し、今後収集・蓄積が見込まれる大規模な時空間データの社会への実装に向けた技術開発について研究することを目的とする。

3.活動内容
土木計画分野、情報通信分野等の研究者および実務者からなる複数の研究ユニットを形成し、以下に例示するような社会的課題について研究する。
①大容量データの蓄積及び解析処理等に関わる技術の高度化(例:少数有限サンプルでは解明できない非ガウス的事象等の分析、データ融合・同化理論等の適用)
②データの分野横断的利用を促進するための相互流通性機能の拡張(例:我が国の交通関連データ等の統合化の推進)
③共有性の高いデータの入力、保持、提供のためのプラットフォーム機能の整備
④時空間情報データの検索・統合解析・可視化等基本的ツールの研究開発
⑤交通関連ビッグデータの交通計画策定、交通政策立案への適用研究

■小委員会HP

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