平成23年度 第1回議事録

平成23年度 第1回土木計画学研究委員会幹事会 議事録

日時:平成23年8月4日(木)16:00~19:00
場所:土木学会E・F会議室

○ 出席者
委員長:小林潔司(京都大学)
幹事長:兵藤哲朗(東京海洋大学)
学術小委員長:高山純一(金沢大学)
春大会運営小委員長:高橋清(北見工業大学)
H23秋大会開催校: 高木朗義(岐阜大学)
H24春大会開催校: 横松宗太(京都大学)
委員兼幹事:石黒一彦(神戸大学),高瀬達夫(信州大学),
髙見淳史(東京大学),武藤慎一(山梨大学),紀伊雅敦(香川大学),
鈴木弘司(名古屋工業大学),塚井誠人(広島大学),
日比野直彦(政策研究大学院大学),吉田長裕(大阪市立大学)
事務局:田中章一(土木学会)

○ 配付資料
資料-0:平成23年度第1回土木計画学研究委員会幹事会 議事次第
資料-1:平成22年度第3回土木計画学研究委員会幹事会 議事録(案)
資料-2:平成23年度第1回土木計画学研究委員会 議事録(案)
資料-3:土木計画学研究委員会委員リスト(H23年8月現在)
資料-4-1:委員兼幹事の役割分担について
資料-4-2:土木計画学委員会 H23年度 幹事会タスク
資料-5-1:調査研究拡充支援金の配分について(ご連絡)
資料-5-2:調査研究拡充支援金の部門内での配分について
資料-5-3:添付資料(2) 委員会別行事収支一覧
資料-5-4:添付資料(3) 平成22年度決算における調査研究部門
      行事関係雑損失処理一覧
資料-6-1:「調査研究部門2011年度計画」へのご対応のお願い
資料-6-2:調査研究部門の年度計画(2011年度)
資料-6-3:JSCE2010の実施状況に関する部門ごとの自己評価(2010年度)
資料-7:土木計画学研究委員会 小委員会・ワークショップ 活動状況
資料-8:平成23年度 土木計画学国際セミナー開催実績
「調査研究委員会における国際活動に関する調査」協力のお願い
「調査研究委員会における国際活動に関する調査」回答状況(平成18年度)
国際活動に関する調査結果抜粋(平成18年度実施)
土木学会 調査研究委員会 国際活動に関する調査 記入用紙
資料-9:平成23年土木学会全国大会 研究討論会概要
資料-10:土木計画学委員会 学術小委員会 土木学会論文集(特集号)1次判定会議
資料-11:計画学秋大会(岐阜大会)検討状況報告
資料-12-1:土木計画学研究委員会 東日本大震災特別小委員会 メモ
資料-12-2:東北三陸地域の公共交通のあり方ワークショップ 企画案

○ 議事

1.開会
・小林委員長より挨拶があった。
・前回幹事会・委員会の議事録(案)(資料-1,資料-2)が確認された。議事録は,幹事長の最終確認後にHPにアップロード予定。

2.委員会組織・幹事会タスクの確認
・メンバーリスト(資料-3)が確認された。問題があれば学会事務局・田中氏まで。
・兵藤幹事長から委員兼幹事の役割分担(資料-4-1)について説明があった。3.で各担当タスクを確認した後に変更の希望があれば相談することとし,一旦原案どおり承認された。
・兵藤幹事長から年度の幹事会タスク(資料-4-2)について説明があり,内容について確認された。2月の「幹事会③」は過去数年開催されておらず,特に必要が生じた場合に開催するものと説明された。

3.平成23年度幹事担当タスクの検討状況報告
(1)活動評価・中期目標
・兵藤幹事長から,資料-5-1~4に基づき,委員会の昨年度の行事関係収支と今年度の調査研究費・調査研究拡充支援金の配分額について報告があった。活動評価の結果や行事による収支が配分額に反映されていることが説明された。
・兵藤幹事長から,資料-6-1~2に基づき,2011年度の年度計画が学会の調査研究部門から示された旨,説明があった。
・石黒幹事からタスクの説明がなされた。
・資料-6-3の表の⑤~⑧を担当幹事6名で分担して埋める。この他の様式もあり,それはとりまとめ担当が埋める。
・IP-MLなどからイベントや活動の情報を収集して書き込むのが主。土木学会が主催や共催でなくても,計画学関係者が多数関与しているものを広く含める方針。
・作業時期は年2回=9月(中間評価)と3月(最終評価)で,まとめた成果を10月・4月の幹事会に掛ける。
・資料-6-2のアクションプランなどの文言と小委員会などとの対応関係,表中に空欄があってよいか(→全てを埋めていない委員会もある),などについて質疑がなされた。

(2)本委員会対応
・高瀬幹事からタスクの説明がなされた。
・本委員会に向けて幹事や小委員長から資料をとりまとめる。
・本委員会のセッティング(日程・場所の確保,お茶・食事・懇親会の用意,など)。
・今年11月の本委員会の日程・場所は確保済み(資料-11参照)。委員会後に懇親会を開催する方向とした。

(3)研究小委員会対応
・小委員会・ワークショップ活動状況(資料-7)について確認された。
・兵藤幹事長からタスクについて説明がなされた。
・小委員会・ワークショップのリストを作成するとともに,活動状況(セミナーの開催など)を逐次チェックする。

(4)HP担当
・兵藤幹事長からタスクについて説明がなされた。
・計画学ホームページの維持・更新を行う。
・「内向き」と言われるホームページを,一般へ開かれた内容に更新していくという懸案もある(時間があれば最後に少し議論する)。
・詳しくは2年目の羽鳥幹事・嶋田幹事から引き継いでいただきたい。

(5)国際セミナー
・髙見幹事から,資料-8に基づき,タスクについて説明がなされた。
・主にIP-MLから国際セミナー(英語による発表会や会議)に該当するイベントの情報を収集し,計画学国際セミナーとして位置づけていただけないか,主催者に依頼する。逆に,主催者側から担当幹事に依頼がある場合もある。
・第何回(日付順でなく確定順)の国際セミナーかを確定し,開催情報をHP担当に渡して掲載してもらう。
・小林委員長・兵藤幹事長から,タスクについて次の指摘がなされた。
・埋もれているセミナーもあるのではないか。IP-MLにきちんと情報を流してもらうにはどうすべきか,考えるとよい。
・より積極的に,担当幹事の側から開催を持ちかけることも期待されている。例えば月単位で滞日している海外研究者の情報をできるだけ集めておき,セミナーを依頼することも検討していただきたい。
・大学以外の国際機関の情報提供も必要との観点から,今年度は西形幹事(JICA)に新しく加わっていただくことにしている。
・関連して,国際委員会から国際活動の状況に関する調査(資料p.24~34)への協力依頼があったことが兵藤幹事長より報告されるとともに,小林委員長より国際化対応の背景について説明がなされた。その後,調査回答(幹事長案)について議論した。
・計画学委員会の場合,MOUの実行部隊は小委員会にならざるを得ない。
・「国際活動の効果」は,研究発表会で英語セッションを作った,EASTSの活動に発展した,などでは。→その方向で幹事長が文面を作成する。
・今後の方向として,国内-海外研究者のネットワーク化,既にあるネットワークのデータベース化などはすぐにできるのでは。

(6)ワンデイセミナー,シンポジウム
・高瀬幹事から,タスクについて説明がなされた。
・開催の申し出のあったワンデイセミナー・シンポジウムについて,第何回かを確定し,開催情報をHP担当に渡してホームページに掲載してもらう。
・小委員長にメールでお願いしてみるなど,企画促進もタスクに含まれるのでは,との議論があった。

(7)全国大会研究討論会
・石黒幹事より,資料-9に基づき,今年度の企画が紹介された。
・石黒幹事から,タスクと進め方について説明がなされた。
・学会による企画募集(3月中~下旬頃締切)に向け,企画を検討する。
・ただし,幹事2人で協力するというより,(開催年度の)2年目幹事が企画し,開催終了後に後任に引き継ぐ形をとっている。
・今年度の企画はIP-ML上の公募(昨年12月頃締切)で決定した。決まった後は企画連絡者と学会の間で直接連絡をとってもらっている。
・吉田幹事に過去数年分のテーマリストを作成いただき,次回幹事会で来年度の方針について議論することになった。

4.学術小委員会報告
・高山学術小委員長から,資料-10に基づき,土木学会論文集(特集号)1次判定会議の議事内容について報告があった。
・盗用論文の処置について意見交換があり,学術小委員会でのコンセンサスが必要,今後罰則規定を設けるか議論しては,などの意見が出された。

5.研究発表会の準備状況について
(1)H23秋大会
・開催校 高木先生から,資料-11に基づき,H23秋大会の準備状況が報告された。
・震災関連シンポジウムの「対談相手」は高木先生自身が務めると報告された。
・震災特別小委員会報告を1日目午後に開催したいとの提案に対し,8月20日(土)の秋大会プログラム編成会議を待って決定することになった。
・1日目の参加者が少ないことが懸念されるため,早急にIP-MLやホームページを通じて全体スケジュールの周知を図っては,との意見が出された。

(2)H24春大会
・高橋春大会運営小委員長と開催校 横松先生から,H24春大会の準備状況が報告された。

6.H23年度の幹事会タスクについて
(1)春大会・秋大会のあり方について
・高橋春大会運営小委員長からH23春大会の状況を踏まえて論点の説明があり,議論がなされた。春大会運営小委員会の合宿(9月末予定)でも議論する予定。

(2)外に開かれた計画学研究委員会のあり方について
・一般向けのHPのあり方について意見交換を行った。アウトリーチに力を入れている東大地震研の事例が紹介された。小委員会に活動状況の随時公開を義務づけてもよいのでは(対象として非大学人=コンサルや行政の専門家をまず想定)との意見も出された。
・国際化対応について,既出のとおり,留学生や研究者のネットワークづくりと見える化のアイデアが出された。
・まずは兵藤幹事長から関連する幹事へ意見を求めるメールを送信し,議論を始めることとした。

(3)東日本大震災特別小委員会について
・兵藤幹事長から,資料-12-1に基づいて,東日本大震災特別小委員会の各グループの活動状況について報告された。
・兵藤幹事長から,特別小委員会のうち交通システムグループ(鉄道班,バス・タクシー班)が10月にワークショップ(資料-12-2)を企画していることが説明され,開催について承認された。政府の方針が先に決まりタイミングを逸する可能性があるが,それでも学会として「あるべき姿」を論じるべきとの意見が出された。
・兵藤幹事長から,資料p.59~61に基づき,学会の東日本大震災特別委員会の構成とスケジュールについて説明がなされた。
・H23秋大会で特別セッションを組むかどうかに関して,8月20日の秋大会プログラム編成会議までに意見が出されれば1会場を確保することも可能かもしれない,と高山学術小委員長から説明がなされた。

7.その他
・学会から推薦を求められている委員の人選について,小林委員長案のとおり,アセットマネジメント/ISO関連は高木先生(H23秋大会開催校)に,津波減災関連は高橋先生(春大会運営小委員長)にそれぞれお願いすることとし,その場でご本人方に受諾いただいた。
・学会の出版委員会から,来年度の出版のアイデアがあれば出してほしいとの要請があった。出版委員会の小早川委員(日本大学)から各小委員会へアンケートをとって対応する方針であると説明がなされた。
・次回幹事会は10月27日(木)16~18時に開催する。

以上
担当 髙見 淳史

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