環境水理部会 研究集会


環境水理部会研究集会2012 in 水俣の報告
2012年度の研究集会につきましては、熊本県にて予定通り実施されました(開催案内)。 荒瀬ダム撤去事業、川辺川ダム建設予定地、チッソ工場見学、水俣病資料館等の見学および研究発表会では、有意義な意見交換ができました。
ご協力いただいた、国立水俣病総合研究センター、国交省九州地方整備局、八代河川国道事務所、川辺川ダム砂防事務所、熊本県、チッソ株式会社の方々に感謝いたします。

1.日 時
平成24年5月21日(月)、5月22日(火)、23日(水)

2.場 所
環境省 国立水俣病総合研究センター 附属水俣病情報センター
〒867-0055 熊本県水俣市明神町55-10
TEL 0966-69-2400

3.参加者
総数:62名(研究集会への参加:54名)

4.内 容
5月21日(月) オプション見学会
荒瀬ダム撤去事業,川辺川ダム建設予定地(写真A1写真A2写真A3
5月22日(火) 研究集会,懇親会
写真B1(特別講演:赤木洋勝先生)
写真B2写真B3(会場)
写真B4(挨拶 二瓶泰雄部会長)
写真B5写真B6(ナイトセッション兼懇親会)
5月23日(水) 水俣病関連施設の見学会
チッソ工場見学,水俣病資料館など(写真C1写真C2写真C3写真4

発表会プログラム
10:00 会場・受付開始
10:30 開会
10:40-11:50 第1セッション:震災関連(5件):座長:横山勝英
横山勝英 首都大東京 気仙沼湾における震災復興のための調査研究紹介
田中克 国際高等研究所 大震災からの復興と森里海連環−気仙沼舞根湾
田代喬 名古屋大院 河川水中の遊離残留塩素が水生生物に及ぼす影響
二瓶泰雄 東京理科大 東京湾・手賀沼流域圏における放射性物質動態調査
井芹寧 西日本技術開発 放射性核種の簡易的除去方法の開発
(ダム貯水池底泥の環境修復材としての活用)
11:50-13:15 昼食
13:15-14:00 赤木洋勝 国際水銀ラボ 特別講演:「世界の水銀汚染と国際技術協力」(司会:矢野真一郎)
14:00-15:30 第2セッション:海・河口・川の環境(6件):座長:赤松良久
多田彰秀 長崎大院 水俣湾における水質動態と水銀濃度変化との関連性について
田井明 九州大高等研究院 有明海の潮汐・潮流の長期変化と諫早湾干拓事業の関係
鶴田泰士 建設技術研究所 塩水遡上制御による汽水湖沼の水質改善対策
増本健佑 建設技術研究所 長期連続観測に基づく都市域感潮河川におけるスカム・悪臭発生要因の考察
米倉瑠里子 九州大院工 大山川における微地形に着目した数値解析適用事例
堀田琢哉 東京理科大院 出水時の河川草本類の流出条件について
15:30-15:40 休憩
15:40-17:10 第3セッション:ダム関連(5件):座長:竹林洋史
玉井信行 東京大 辰巳ダム計画について
赤松良久 山口大 置土がダム下流の河川環境に及ぼす影響に関する研究
山田晃史 八千代エンジニアリング ダムが河川の食物網構造に与える影響
大槻順朗 東京理科大 球磨川荒瀬ダム撤去評価のためのSS輸送量特性及び堆積物特性調査
守谷将史 建設技術研究所 ダム貯水池におけるアオコ発生要因に関する考察
16:55-17:20 堂薗俊多
吉田邦伸
八代河川国道事務所長
川辺川ダム砂防事務所長
基調講演1:「球磨川の治水について」(司会:二瓶泰雄)
17:20-17:45 堀内眞二 熊本県企業局
荒瀬ダム撤去準備室
審議員
基調講演2:「荒瀬ダム撤去について」(司会:二瓶泰雄)
17:45 閉会
   
19:00-20:00 ナイトセッション:ダムと環境(3件):座長:角哲也
角哲也 京大防災研 基調報告:「最近のダムと土砂管理関係の国内外の状況」
鬼倉徳雄 九州大院農 河口域の物理基盤の予測,生物分布の予測はどこまでできるのか?
児玉真史 中央水研 河川水中における溶存態珪素:窒素比の変動要因
櫻井寿之 土木研究所 ダムからの土砂供給の現状と課題
20:00- 自由討論
21:00 閉会

原稿のPDFデータをまとめてダウンロードする場合はこちら発表原稿集(約7MB)】 [2012.5.16時点版]
(発表原稿集には、上記プログラムにおいて発表原稿がダウンロード可能となっているものが収録されています。)