環境水理部会 研究集会


環境水理部会研究集会2010 in 草津の報告
2010年度の研究集会につきましては,北関東および群馬県草津町にて予定通り実施されました.あいにくの天気でしたが,八ッ場ダムの現場見学および品木ダム水処理施設では有意義な意見交換ができました. ご協力いただいた,前橋工科大学,国交省関東地方整備局の方々に感謝します.
1.日 時
平成22年7月2日(金)〜3日(土)

2.場 所
関東甲信越地区国立大学草津セミナーハウス(約40名)
群馬県吾妻郡草津町草津737
TEL:0279-88-2212

3.内容

7/2(金)
12時30分集合 集合場所:吾妻線川原湯温泉駅前広場
12:45〜14:15 八ツ場館およびダム工事現場見学(八ツ場ダム工事事務所)
14:55〜17:00 品木ダムおよび水処理施設(品木ダム水質管理所)
18:00〜18:30 「特別講演」小松利光(九州大学大学院教授)
18:30〜20:30 夕食・懇親会(草津セミナーハウス)
 
7/3(土)
9:30〜14:45 研究発表 草津セミナーハウス研修室(90名可)

研究発表会プログラム
7/2(金)     18:00〜18:30
セッション名  特別公演
題目 発表者 所属機関
環境と共存した新しい治水のあり方について 小松利光 九州大学工学研究院環境都市部門
 
7/3(土)   8:50〜9:00
挨拶       井芹 寧
 
7/3(土)   9:00〜10:30
セッション名  栄養塩動態,ウォッシュロード,土砂管理,生物環境
座長:松梨史郎
題目 発表者 所属機関
無次元L-Qモデルに基づく汚濁負荷量評価法の提案 滝岡健太郎 東京理科大
ダムの存在が河川の炭素・栄養塩循環に与える影響の評価(予察) 牛江裕行 東京大学理学研究科地球惑星科学専攻
東京湾への浮遊土砂供給量の推定 田中健太郎 東京理科大
三春ダム直下における礫間の土砂堆積層厚の変化に関する現地調査 福島 雅紀 土木研究所
ダム貯水池下流の置土による土砂供給について−小渋ダム現地観測− 櫻井寿之 土木研究所
降雨イベントが都市河川感潮域の魚大量斃死問題やDO低下に及ぼす影響 金子 真 東京理科大
 
7/3(土)   10:45〜12:15
セッション名  流砂,土砂管理,環境水理全般
座長       藤田正治
題目 発表者 所属機関
浮遊性土粒子による河川生物の生息場への影響 三崎貴弘 前橋工科大学
河床堆積物の炭素・窒素同位体比に基づく流域環境評価 赤松良久 山口大学大学
国内ダム湖の水温傾向の評価に関する予備的研究 長尾正之 産業技術総合研究所地質情報研究部門
市街地起源の面源負荷削減に向けた雨水調整池の利活用案 佐藤和博 東京理科大
微細粒子土砂の粒度分析に関する比較検討 海野仁 土木研究所
貯水池におけるカワヒバリガイの発生挙動について 小林卓也 電力中央研究所
 
7/3(土)   13:15〜15:00
セッション名  環境水理全般
座長       二瓶泰雄
題目 発表者 所属機関
中国太湖における水環境の現状および調査研究 郝 愛民 九州大学 東アジア環境研究機構
高濃度酸素溶解水による底泥からの栄養塩溶出抑制とその簡易的評価手法 岡 貴稔 九州大学 工学研究院
渓流の水生生物ハビタット構造描画モデル 藤田正治 京都大学防災研究所
貯水池堆積物の嫌気化について 松梨史郎 電力中央研究所
堆砂有効利用に関連した土砂骨材の需給状況とその因果関係 鍵本広之 電源開発
ダム貯水池活用による地球環境問題改善の方向性について 井芹 寧 西日本技術開発
河川の流下有機物の分解状態の把握に関する様々な方法 藤野 毅 埼玉大学