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容器包装プラスチック分別廃棄物への異物混入要因の分析

 

塩見聡1・中野加都子2・尾ア平3・和田安彦4

 

1学生員 関西大学 大学院工学研究科(〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35)

2正会員 工博 関西大学工業技術研究所 研究員(    同    上    )

3正会員 関西大学助手 工学部土木工学科 (    同   上      )

4正会員 工博 関西大学教授 大学院工学研究科(    同  上      )

 

プラスチック容器の分別収集が実施された地区で排出実態調査を行った.また,分別収集実施地区と未実施地区において意識変化や困難な点など分別収集に関するアンケート調査を実施した.その結果,異物混入量は経時変化と共に増加している.異物混入量の増加する要因は,分別種類の特定が困難な商品があることや,保管場所がないなど分別収集実施前には予期できない問題が生じたこと,住民が期待していた効果が明確に現れないこと等が考えられる.したがって,異物混入を低減させるには,行政は分別収集に関して情報提供を行い,企業は容器の使用素材を住民にわかりやすく表示する,住民はそれらをもとに廃棄物の分別に努め,さらに収集場所の管理体制を整えることが重要である.

 

Key words : Low on Recycling Containers and Packaging, collection of packaging waste, foreign substance mixing