A−38

発生源空間分布から見た廃棄物輸送・再資源化施設の適正配置に関する研究

 

田畑智博1・後藤尚弘2・藤江幸一3・井村秀文4・薄井智貴5

 

1学生会員 工修 名古屋大学大学院 環境学研究科都市環境学専攻 (〒464-8603 名古屋市千種区不老町)

2正会員 工博 豊橋技術科学大学助教授 エコロジー工学系 (441-8580 豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1−1)

3工博 豊橋技術科学大学教授 エコロジー工学系 (441-8580 豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1−1)

4正会員 工博 名古屋大学教授 環境学研究科都市環境学専攻 (〒464-8603 名古屋市千種区不老町)

5工修 (財)科学技術交流財団 (〒448-0003 刈谷市1ツ木町西新割)

 

廃棄物の再資源化は主に収集・輸送・再資源化の工程からなる.しかしながらそれぞれの工程において新たなエネルギー・資源を使用している可能性があり,再資源化自体が環境負荷の増加を招いているケースも少なくない.本研究では低環境負荷型の循環型社会構築を実現するため,地域内での廃棄物発生空間分布の把握,廃棄物を再資源化施設までに輸送するための収集・輸送領域の決定,廃棄物輸送時のエネルギー消費量を最小にしつつ適当な処理規模での再資源化が可能となるような地域内での適正な再資源化施設の配置について検討した.

 

Key Words: waste recycle, spatial distribution, graph theory, waste transportation, location of recycling facility, genetic algorithm