■第37回研究論文発表会 企画セッションおよび投稿区分のご案内

<企画セッションのご案内>

■企画セッション1: 「農山漁村の将来シナリオと社会資本管理」

目的: 人口減少時代に入り,地方圏(中山間地域)ではこれまで整備されてきた既 存の社会基盤(道路,ダム,水道,下水道,余暇・スポーツ・レジャー施設,商業施 設など)が余剰になり,その維持管理のコストが相対的に大きくなることが見込まれ る。また,限界集落問題のように集落そのものがなくなることが想定される。本企画 セッションでは,既存インフラや地域コミュニティを含む社会資本管理のあり方を含 めて,農山漁村の中長期的な将来シナリオの検討に資する最新の研究成果を集め,シ ステム論的な視点から討議する。

■ 企画セッション2:「地域社会と気候変動政策」(仮)

目的:地方自治体は,地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)などにおいて,地 域における総合的な政策の実施主体と位置づけられている.京都議定書の第一約束期 間が始まり,国の対応の遅れが指摘されるなかで,自治体政策のより活発な推進が求 められている. 実際に,一部の自治体において国に先駆けた政策が実施され,それが自治体間で波及 する現象や,このような政策の実施過程において,環境NPO,シンクタンク,事業 者,業界団体など様々なアクターが協働するケースが散見される.しかし一方で,政 策が地域社会において受容されなかったり,効果的に実施されなかったりするケース も散見される. このように,地域における政策の実施に伴う不確実性を踏まえた上で,政策の実効性 を高めるための方策についての研究は,これまでにあまりなく,かつ,第一約束期間 が始まった現在,重要性が高いと考えられる. 本セッションでは,政策実施上の不確実性について,政策過程論の視点より分析する 研究群と,実施される政策の実効性を高めるために,自治体や事業者が地域社会の 様々なアクターとどのように協働し,コミュニケーションを図るのかについて,心理 学の視点より分析する研究群とで構成,発表し,コメンテータやフロアとの議論を通 じて,今後の自治体政策について展望する.


<投稿区分のご案内> (投稿システムのログイン画面で選択下さい)

■ 一般論文 :下記以外の論文として投稿する場合
■ 提案型論文:提案型論文として投稿する場合
■ 企画1論文:上記企画セッション1への論文として投稿する場合
■ 企画2論文:上記企画セッション2への論文として投稿する場合
■ 企画3論文:(今年度は選択できません)