4.むすび

特別委員会の1年間の活動を通して、学会と社会との情報受発信のための仕組み・ツールの検討を進め、今般、JSCE.jpサイトを開設することによって一定の成果を得ることができた。

土木学会全体の動きとして、「JSCE2005?社会への貢献と連携機能の充実-」の検討が進められており、そこでは、問題解決能力を持った学会への転換を目指すための方策として、社会の信頼を得るコミュニケーション機能の構築の必要性が示されている。土木学会が社会の信頼を得ることは、対会員、対社会とのコミュニケーションを通じて実現されるものであり、海外の事例なども参考にしつつ、目的や対象を意識した効果的なコミュニケーション機能の構築が必要であるとされている。

その一つの具体的な表現手段として、今回構築した仕組みが有効活用され、さらに利用者のニーズに合わせ機能などの面で発展させていくことが重要である。

また、今回の活動の中では、一部のアイデアを集約するに留まったコンテンツ充実に向けて、平成15年度以降も新しい組織・体制のもと、継続的な活動を実施していく必要があると考えられる。


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