2.7機能の発展(−セマンティックWebの実現−)
2.5.3で述べたとおり、JSCE.jpサイトは以下の機能有している。
@「記事、質問等の投稿」と「コメント」機能を利用した双方向性の確保
A「セクション」と「トピックス」機能を利用した情報の整理(資料−5参照)
B「フリーワード検索」機能
C「ID」と「パスワード」機能による情報管理
D「セマンティックWeb」機能による情報管理
しかしながら、機能としてはあるが、十分に活用されていない機能(上記C、D)の活用、既存のHPとの融合に加え、会員サービスの向上やわかりやすい情報の整理を目指した更なる改良が必要である。主な内容をまとめると以下のとおりである。
- Aの「セクション」には、本年度の開発目標であった「意見交換広場」と「質問広場」に加え読者からの自由な投稿を受けるため幾つかのカテゴリーを試験的に作成し運用した。また、「トピックス」は、技術による分類項目として土木学会の技術者認定制度の区分を利用しているが、今後の投稿状況やユーザーからの意見を集めて改良していく必要がある。
- ・Cについては、現状では、登録者がJSCE.jpの望む情報やサービスを取捨選択する、ポータルサイト機能のみが使われている。今後は、会員、非会員をIDにより識別し、Web上からの会員サービスの向上を図る方策を検討していく必要がある。
- Dについては、スラッシュボックス(現在国土交通省などの更新情報を提供)を各委員会に解放し、各委員会の更新情報をHPのトップページから参照できるようにしていく。また、「セクション」を委員会に解放することにより「委員会が管理する議論の場」を構築することも可能であり、更なる多様性を実現していくことができると考える。