平成11年度海岸工学委員会(第1回)議事録

日 時:平成11年6月18日(金)14:00-17:00

場 所:土木学会図書館2階5号室

出席者:岩田相談役,酒井新委員長,磯部新幹事長

青木,泉宮,宇多(代理:加藤),岡田,角野,勝井,喜岡,清川,小林,五明,堺(代理:松富),榊山(代理:森),柴山,高山,田中,都司,鶴谷,出口,中野,中山,濱中,半沢,三村(代理:岡安),安田,山口,吉田の各委員
石田(代理:斉藤),加藤,河田(代理:島田),佐藤,清水,滝川,灘岡,松見,真野,水口,山下の委員兼幹事
礒崎 事務局

議 事:

  1. 新規年度(平成11,12年度)への移行に伴い各委員自己紹介が行われた.

  2. 議事録が確認された(資料No.1-1〜1-4)

    1. 平成10年度第2回委員会議事録の確認,承認

    2. 平成10年度第1回,第2回,第3回幹事会議事録の配布,紹介

  3. 報告事項

    1. 土木学会論文奨励賞に本委員会より2編推薦した結果,下迫氏が受賞することとなった(水口前幹事長,資料No.2-1)

    2. 第45回海岸工学講演会について,論文集の販売部数は学会期間中に418部,現在までに500部強となっていることが報告された(事務局,資料No.2-2)

  4. 平成11,12年度海岸工学委員会委員長の選挙

    1. 平成11,12年度の名簿が配布されるとともに,委員長推薦として高木,中山委員2名が指名されたことが確認された.

    2. 選挙規定の確認後,新委員による新委員長選挙が行われた(票数 39 ).その結果,予備選挙により河田,酒井各委員が選出され,第 1 回本投票で酒井委員が新委員長に選出された.

    3. 新旧委員長の交代が行われた.

  5. 平成 11 , 12 年度海岸委員会構成についての了承事項

    1. 磯部委員が新幹事長に指名された.

    2. 各小委員会の委員長が指名された.

      • 論文集編集委員会:河田委員

      • CEJ 編集小委員会:喜岡委員

      • 研究現況レビュー小委員会:安田委員

      • 地球環境問題小委員会:三村委員

      • 海岸施設設計便覧小委員会:岩田相談役

      • 海岸工学用語集小委員会:澤本委員

    3. 東京大学渡辺教授を相談役に推挙することが了承された.

    4. 幹事が指名され,未定地区については後日報告することとなった.

      • 北海道東北 ( 2 名):山下,真野委員

      • 関東    ( 3 名):灘岡,水口,佐藤委員

      • 中部関西  ( 3 名):石田,他は未定(後日角野、出口委員に決定)

      • 中国四国西部( 2 名):松見,滝川委員

      • 地区によらない( 4 名):鳥居,加藤,清水、他は未定(後日木村委員に決定) 

  6. 第 46 回海岸工学講演会応募論文審査について(幹事長,資料 No.3-1 , 3-2 )

    1. 査読委員は 60 名で,応募論文数 451 編のうち 272 編が採択された.

    2. 初めての試みとして,海岸工学委員会 HP 上に査読結果が公開された.

    3. 水口前幹事長より,本論文審査段階で辞退申し出 1 編,取り下げ検討 1 編があることが報告された.後者については,内容再検討の上提出の方向で進められていることが報告された.

    4. 辞退問題について意見交換がなされ,投稿者のより注意深い配慮を期待するとともに,データの公開の重要性を考え投稿の再考をお願いしていくという姿勢が確認された.

  7. 第 46 回海岸工学講演会の準備状況について(松見委員,資料 No.4 他)

     順調に準備が進められていること,著者校正時に旅行会社の紹介を行うことなどが報告された.

  8. 第 47 回海岸工学講演会の準備状況について(代理:島田委員,資料 No.5 他)

    1. 1994 年の ICCE 会場となった国際会議場での開催が予定されており, 5 会場での対応も可能であることが報告された.

    2. 酒井委員長より,見学会については運輸省管轄での計画が進められるとともに,建設省管轄でも依頼済みで快諾を得ていることが報告された.

    3. 磯部幹事長より,論文採択率,会場,日程などに関する今までの経緯が簡単に紹介され,会場数の問題については次回( 11 月)の委員会で結論を出す方向で進めたいとの申し出があった.

  9. 第 48 回海岸工学講演会の準備状況について(滝川委員)

     九州地区全体での支援を仰ぎ進める方向で準備中との報告を受け,委員会として熊本開催でお願いすることが再確認された.会場については5会場を手配できる見込みであることが報告された.

  10. 研究小委員会の活動状況について

    9−1.研究現況レビュー小委員会(安田委員,資料 No.7-2 )

    1. 2 つの WG で活動中.

    2. 波浪推算法を主題とする WG1 では刊行物としての出版を目指して準備するとともに,今年度海岸工学講演会の前日にシンポジウムを開催する予定であることが報告された.

    3. WG2 では広域的計測(レーダー)を主題としレビューを進めるとともに三重県での計測を検討中であること,期間終了後の来年度以降も科研費により活動を継続することが報告された.

    9−2.地球環境研究小委員会(中野委員,資料 No.7-1 )

    1. 4 つの分科会で活動中.

    2. 2 カ年の成果公表の場として,土木学会特集記事への投稿,今年度年次講演会での研究討論会の開催を企画中であること,今年度海岸工学講演会の前日にシンポジウムを開催する予定であることなどが報告された.

  11. CEJ について(喜岡委員,資料 No.6 )

    1. 1998CEJ Award 推薦論文の選出経緯が紹介され, M.Yuhi & H.Ishida の論文を論文賞とすることが了承された.

    2. 1999 年度発行分についての準備状況が報告された.

    3. 販売部数増をめざし Index Service 等への登録を目指している状況が紹介されると同時に,定期刊行物としての現状の問題が報告された .

    4. 国内研究機関での積極的な購入と研究論文の投稿など今後の協力要請がなされた.

  12. 第 35 回水工学に関する夏期研修会について(水口前幹事長,資料 No.8 )

     今年度は波動問題を取り扱っており,現在までに 80 名の申し込みを受け付けていること,本の体裁を一部変更し本だけでの購入も可能となったこと(一部\ 6,500- ),来年度については関東で開催することまでが決定済みであることが報告された.

  13. 海岸施設設計便覧小委員会について(水口前幹事長)

     3月末でほぼ完成となっており,学会として 2000 年 3 月の出版を目標に準備中であることが報告された.

  14. 海岸工学用語集改訂小委員会について(水口前幹事長)

     現在,初版の見直しを議論していること,来年 3 月を目標に作業を進めていることなどが報告された.

  15. 業界案内(水口前幹事長,資料 No.9 )

    1. 今年度も委員長名で送付することが確認された.また,昨年実績で 110 社(最盛時 180 社)であること,今年度も 100 件以上を目標にお願いしていく予定であることが報告された(清水委員).

  16. その他

    1. 日本学術会議の委員選出について(岩田相談役)

       第 18 回学術会議の活動が平成 12 年 7 月に開始されるのを受け,水力学・水理学専門委員会の委員として岩田相談役の後任を選定して欲しいとの申し出があった. 11 月の第 2 回委員会までに人選し協議することで了承された.

    2. Oriville T. Magoon 博士の土木学会名誉会員への推挙について(磯部幹事長)

       海岸工学委員会として推薦することが了承された.なお,名誉会員推挙の内規(基準)などが必要ではないかなどの意見があり,幹事会で検討することとなった.

    3. 鮮于氏来日公演について(磯部幹事長)

       鮮于氏(テクマリン)の来日予定に合わせ, 10 月 22 日(金)に講演会を企画中であることが報告された.講演内容は「アメリカの環境保全制度に何を学ぶか」.

    4. Korean Society of Coastal and Ocean Engineers からのシンポジウム招待について

        Korean Society of Coastal and Ocean Engineers より 10 周年記念のシンポジウムへの講演招待の打診があり,水口委員を世話役とする 8 名(予定)での参加が幹事会にて合意された旨報告された.

    5. 改正海岸法についての意見交換会について(水口前幹事長)

       委員会前日の 17 日に開催された意見交換会について報告がなされるとともに,(社)全国海岸協会発行のパンフレットが配布された.

    6. 海洋工学会の成立経緯について

       土木学会として設立時に基金協力してきた海洋工学パネルが海洋工学会に名称変更となった.海岸工学委員会としては,新名称は紛らわしいなどの理由から名称変更に反対してきた経緯があるが,当面は今まで通りの活動を期待していくことを確認した.

    7. 造船学会シンポジウムへの講師派遣について(水口前幹事長)

       来年の海洋シンポジウムに講師派遣の依頼があり,中野委員を派遣することが報告された.

    以上(文責 五明)