関東の土木遺産 関東の土木遺産
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神奈川県横須賀市
さるしまようさい
猿島要塞
平成12年度認定(2000年)
猿島要塞
所在: 神奈川県横須賀市
竣工年: 明治17年
構造形式等: 煉瓦造(フランス積み)、擁壁は石造
授賞理由:
(1) 近代初期の代表的な西洋式砲台
(2) 観音崎第一・第二・第三および富津元州砲台とともに東京湾要塞で一番最初に竣工
(3) 明治10年代の煉瓦構造の特徴(フランス積み)を示す保存状態の良好な砲台
(4) 島の中央にある大きな切通し通路は他に類例がない
管理者: 横須賀市
 猿島は東京湾で唯一の自然の島ですが、江戸幕府が海上防備のために3か所の台場を築いてから「要塞の島」としての歴史が始まりました。 1877(明治10)年海軍省の所管となったものの1881年には陸軍省の所管に移り、この時本格的な西洋式要塞が建設されました。 1923(大正12)年の関東大震災で通路や兵舎が被災すると、1925年には再び陸軍省から海軍省に所管が移り、 第二次世界大戦の激化によって高射砲が配備されましたが、戦後進駐軍によって解体され、現在は砲台のみが残っています。
 猿島で特筆すべきは明治期の要塞で、総面積917uの建造物が、海上から見えないように、全て地山をくり抜いた中に設置されています。 中央部のトンネルは精緻なフランス積みで、これに平行するように司令部、兵舎、弾薬庫など12室が2階建ての構造に掘込まれています。 明治初期を代表するレンガの構造物で、当時の技術力をよく伝えています。見学には、横須賀新港の三笠桟橋から船の便があります。
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