関東の土木遺産 関東の土木遺産
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東京都/羽村市
はむらしゅすいぜき(なげわたしぜき)
羽村取水堰(投渡堰)
H26年度認定(2014)
1.名 称:
はむらしゅすいぜき(なげわたしぜき)
羽村取水堰(投渡堰)
2.所在地:
東京都羽村市
3.管理者:
東京都水道局
4.設計者:
不明
5.施工者:
不明
6.完成年:
1909(明治42)年
7.形 式:
可動堰(投渡堰)
橋脚 コンクリート造
作業橋 鋼製
8.推薦理由:

羽村取水堰は、江戸の急激な人口増加に伴い、市中へ水を供給するために開削された玉川上水の取水口として、約350年前に設置され、せき止められた多摩川の水を左岸側の第1水門へ導く現在の投渡堰は、明治42年に完成した。投渡堰は長さが約40mあり、上部は鋼製の作業橋になっている。コンクリート造の4本の橋脚は表面が角石張りで、間に3門の堰がある。川の流れと直角方向に鉄の桁を渡し、これに丸太杭を立てかけ、筵・粗朶・砂利等を順に重ねて堰を構成している。多摩川が増水し、堰を払う時は、桁をつり上げて杭を外すと、筵・粗朶・砂利等が一緒に流されて堰が無くなる仕掛けになっている。この堰の仕掛けは江戸時代から基本的に変わっていない。

9.特記事項:
近代水道百選(昭和60年)
10.連絡先:
東京都水道局 浄水部浄水課
電話:03-5320-6413  FAX:03-5388-1682

■図1 案内図(広域)

■図2 案内図(詳細)
画像:写真1 羽村取水堰(全体)
■写真1 羽村取水堰(全体)
画像:写真2 投渡堰
■写真2 投渡堰
画像:写真3 堰を払った状態(増水時)
■写真3 堰を払った状態(増水時)
画像:写真4 丸太杭設置状況
■写真4 丸太杭設置状況
画像:写真5 羽村取水堰(多摩川下流より全体を撮影)
■写真5 羽村取水堰(多摩川下流より全体を撮影)
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