関東の土木遺産 関東の土木遺産
土木遺産の概要 施設位置図 施設一覧
   
神奈川県小田原市〜箱根町
はこねとざんてつどう
箱根登山鉄道
平成19年度認定(2007年)
■紫陽花電車 
紫陽花電車
 箱根登山鉄道は全線に、トンネル13カ所(延長2Km)、鉄橋26カ所があり、このうち「出山の鉄橋」は、明治21年に東海道線の天竜川に架けられたものを大正6年に転用したもので、我が国最古の鉄橋。弦材に鋼鉄、腹材に錬鉄を使っていて、錬鋼混合の鉄橋としては世界最古のものと言われている。1999年「国の登録有形文化財」として登録。
■出山の鉄橋 
出山の鉄橋
所在地: 神奈川県箱根町
完成年: 箱根湯本〜強羅 大正8年
(参考) 小田原〜箱根湯本 S10 (1935)
 小田原〜箱根湯本間については、昭和25年以来小田急が乗り入れ(3線軌条)していたが、平成18年に小田急のみとなり、箱根登山鉄道による運行は無くなっている。
 また、現在の鉄道線に先立ち、明治21年(1888)には国府津〜小田原〜箱根湯本間に小田原馬車鉄道が開通していた。(別ルート)
構造形式等: 本格的な登山鉄道
延長約8.9Km、軌間1435mm、標高差約470m
最大80パーミル、最小半径30m、スイッチバック3カ所
授賞理由:  ケーブルやラック・ピニオン(アプト式)等を使わず、車輪とレールとの粘着力(摩擦力軽減のため水を蒔きながら走行する)のみで走る登山鉄道。
 粘着式鉄道としては我が国で最もきつい勾配であり、世界的にも珍しい。
管理者: 箱根登山鉄道(株)
■路線図 
路線図
前を見る 前を見る 次を見る 次を見る
Copyright (c)2004 jsce-kanto All Rights Reserved.