公益社団法人土木学会

組織紹介組織紹介

土木学会 北海道支部


土木学会北海道支部 支部長挨拶
土木学会北海道支部 支部長挨拶/清水 康行

 このたび、土木学会北海道支部の支部長を務めることとなりました北海道大学の清水です。土木学会のさらなる発展のため、微力ながら尽力して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 さて、近年、我々を取り巻く社会環境・自然環境としましては昨今の激甚化する自然災害や急速に進行するインフラの老朽化、さらには、人口減少と急激な少子・高齢化社会の到来など、急速に変化しております。

 こうした中において、我々土木技術者は、環境対策や観光・物流の支援、インフラの長寿命化、地域の安全安心の確保など、将来の北海道のあるべき姿を見据えた課題に着実に対応するため、時代に呼応した土木技術にしっかりと取り組む必要があります。
 土木事業は一個人の力で成し遂げられるものではなく、多くの関係者の智恵と協働を必要とすることから、各種技術分野、産官学の多くの叡知が集結する土木学会の役割は、今後ますます重要になってくるものと考えております。

 また、その活動はそこに参画する若者にとって、様々なバックグラウンドを有する人々を理解する絶好の機会とも成ることから、会員が一丸となって次代を担う若い土木技術者の育成に取り組み、学会活動の活発化を図る必要があります。

 北海道支部では、北海道という大変広い地域を対象として、札幌圏はもとより、函館、室蘭、苫小牧、北見に地方事業の実施拠点を設けて活動しております。

 こうした活動を通じて、広く一般の方々に土木の役割や必要性を知っていただくよう努めながら、将来の研究者・土木技術者の育成に繋げて行くことが重要と考えております。若手技術者の活性化を目指した「交流サロン」や「VISIT事業」、市民との交流を広げる「土木コレクション」の開催、さらには、大変好評でありました「選奨土木遺産見学会」や「親子見学会」などについて、今年度も開催を予定しております。

 一方、ここ数年、学会会員の減少傾向が大きな課題となっており、学会の事業運営も時代の変化に柔軟に対応していく必要があることから、全道の会員の皆様、商議員、幹事の皆様方には、引き続き新会員の加入促進につきましてもご協力をお願い致します。

 最後になりますが、これからの支部活動のますますの活性化と北海道の将来への貢献に努めてまいる所存でございますので、皆様方の特段のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。


組織図